異様で美しい、恐怖の映像世界へ…『シビル・ウォー アメリカ最後の日』アレックス・ガーランド監督作品5選
『シビル・ウォー アメリカ最後の日』
近未来のいつかどこかで起こり得る、遠いようで身近な出来事を説得力をもって描く手腕には定評があり、また現実と地続きでありながら、異質なまでに美しい色彩や音楽による違和感で恐怖や心理的混乱を増幅させる独特の映像世界を持つガーランド監督。今回は、そのフィルモグラフィーから5作品をピックアップした。
アカデミー賞視覚効果賞、A24作品『エクス・マキナ』脚本・監督
レオナルド・ディカプリオ主演、ダニー・ボイル監督『ザ・ビーチ』の原作者で、ウイルスが蔓延した終末のロンドンを描いた『28日後…』、真田広之も出演した『サンシャイン2057』、カズオ・イシグロ原作の映画『わたしを離さないで』などの脚本で知られたガーランドの長編監督デビュー作。
世界最大のインターネット会社“ブルーブック”でプログラマー、ケイレブ(ドーナル・グリーソン)は、社長のネイサン(オスカー・アイザック)が所有する山間の別荘で、女性型ロボット“エヴァ”に搭載された世界初の実用レベルとなる人工知能のテストに関わることに…。
エヴァ役のアリシア・ヴィキャンデルは本作でブレイク、A24も注目を集めるきっかけの1作となった。