三吉彩花、感情が「ぐちゃぐちゃになりながら向き合った」『本心』で演じた“三好彩花”役とは
と三好というキャラクターに全力で打ち込む三吉の魅力を明かしている。
また、「自分にとっても新境地で、新しいジャンルへの取り組みだった」とふり返る三吉は、繊細な役を演じるにあたり「彼女の行動だったり、朔也との関係によって見せ方をどう変えていくかだったり、複雑になっていくシーンが多くて…今までずっとプロテクトしてきた彼女のセンシティブな内側を異性の朔也にさらけ出すシーンでは、怒りだけでなく、そこに希望や後ろめたさとか、前に進みたい気持ちとか色々のっていて、とにかく私自身が持っている感情で足りるのかなっていうぐらい、ぐちゃぐちゃになりながら向き合いました」と語る。
「こんなに心が苦しかったのは初めてで戸惑いました。三好と一緒に戸惑いました」と、運命的な三好という役に真摯に向き合い共にキャラクターを作り上げたことを告白した。
朔也と出会ったことで辛い過去と向き合い“本心”を確かめようとする三好と、時代に翻弄され少しずつ自分の“本心”を見失っていく朔也。このすれ違いから交錯していく2人の関係は果たしてどう展開していくのか。三吉が魅せる繊細な演技からも目が離せない。
そんな本作には三吉や池松のほかにも水上恒司、仲野太賀、田中泯、綾野剛、妻夫木聡、田中裕子ら、映画界を牽引する豪華実力派俳優陣が集結している。