くらし情報『田中圭の多面的な演技、“目線”に注目『私にふさわしいホテル』』

田中圭の多面的な演技、“目線”に注目『私にふさわしいホテル』

Photo by cinemacafe.net


のん主演で柚木麻子原作の小説を映画化する『私にふさわしいホテル』。のん演じる主人公の新人作家・加代子の担当編集者を演じるのが、今年「わたしの宝物」をはじめ映画とドラマで計7本の作品に出演する田中圭である。彼の本作での見どころや、その魅力に迫った。

本作で田中が演じるのは、新人賞を受賞したにもかかわらず、未だ単行本も出ない不遇な新人作家・相田大樹こと中島加代子(のん)と大御所作家・東十条宗典(滝藤賢一)の担当編集者の遠藤道雄。


田中圭の多面的な演技、“目線”に注目『私にふさわしいホテル』

遠藤は裏で策略を練り、ときには加代子の味方、ときには敵にもなる、ひと筋縄ではいかないキャラクターで、憎たらしいところもあるが、思わず頼りたくなるような人物。その憎たらしさと信頼感を持ち合わせる役柄は、これまで多くの役を演じてきた田中だからこそできると言っても過言ではない。

田中圭の多面的な演技、“目線”に注目『私にふさわしいホテル』

テレビ朝日系ドラマ「おっさんずラブ」(2016~2024)では人懐っこく、みんなに愛される春田創一役で社会現象を巻き起こすほど人気となった田中。

また、映画『記憶にございません!』(2019/三谷幸喜監督)ではどこか抜けたところのある職務熱心な警官、『Gメン』(2023/瑠東東一郎監督)

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