河合優実主演『ナミビアの砂漠』バンコク世界映画祭でコンペティション部門最優秀作品賞受賞
河合優実主演映画『ナミビアの砂漠』が、タイ・バンコクで開催された「第16回バンコク世界映画祭」コンペティション部門にて世界各地から選出された21本の映画の中から、最優秀作品賞(ロータスアワード)を受賞。日本映画が同映画祭で最優秀作品賞を受賞するのは、今回が初となる。
監督は、『あみこ』で史上最年少でのベルリン国際映画祭出品を果たした山中瑶子。主演の河合は、『あみこ』を観て衝撃を受け、監督に「いつか監督の作品に出演したいです」と直接伝えに行ったという。
本作は、今年のカンヌ国際映画祭 監督週間でも絶賛され、国際映画批評家連盟賞を受賞。カンヌでのワールドプレミア、上海国際映画祭でのアジアプレミアを経て、日本での公開を迎えると、都内を中心に満席回が続出。第16回TAMA映画賞で最優秀女優賞・最優秀新進監督賞を受賞するなど、今年を代表する映画になった。
11月7日から17日まで開催された「第16回バンコク世界映画祭」。映画祭審査員は、本作について「若い世代の幻滅とフラストレーションを、自分探しを続けている主人公のカナを通して描き、私たちを魅了した。つかみどころのない若い彼女が身近に感じられる作品である」