のん&滝藤賢一『私にふさわしいホテル』は文豪に愛された「山の上ホテル」で撮影
のん主演『私にふさわしいホテル』の舞台となったのは、川端康成や三島由紀夫ら文豪たちに愛された「山の上ホテル」。この度、同ホテルで撮影されたキャラクターたちの場面写真がシネマカフェに到着した。
昭和30年代の山の上ホテル
新人賞を受賞したにもかかわらず、未だ単行本も出ない不遇な新人作家・相田大樹こと中島加代子(のん)。その原因は、大御所作家・東十条宗典(滝藤賢一)の酷評だった――。
本作は、のん演じる加代子が文豪に愛された「山の上ホテル」に自腹で宿泊し、文豪気分を味わいにくるところから始まる。
そこに大学時代の先輩で大手出版社の編集者・遠藤道雄(田中圭)がやってきて、上階に文芸誌の締切のため東十条がカンヅメ中だと聞かされる。
そこで加代子は不遇の元凶である東十条への恨みを晴らすべく、「騒音作戦」「三島の亡霊作戦」を考え、部屋に乗り込んでひと芝居打つ、といった奇想天外な作戦で東十条の執筆の邪魔をするのだったが…。
そんな本作の舞台になった山の上ホテルは1954(昭和29)年に開業、70年の歴史を持つホテル。
川端康成や池波正太郎ら、多くの著名な作家たちが利用し、「金閣寺」