第96回ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞、『ウィキッド ふたりの魔女』が作品賞&監督賞受賞
ナショナル・ボード・オブ・レビュー(米国映画批評会議)より、第96回ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞が発表された。作品賞は『ウィキッド ふたりの魔女』で、監督賞を同作のジョン・M・チュウが受賞した。
ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞作品賞に選ばれた映画は、ほぼ確実にアカデミー賞の作品賞にもノミネートされる傾向にあり、この10年でその傾向から外れた作品はスパイク・リー監督の『ザ・ファイブ・ブラッズ』のみだった。
主演男優賞は『Queer(原題)』のダニエル・クレイグ、主演女優賞は『ベイビーガール』のニコール・キッドマン、助演男優賞は『リアル・ペイン~心の旅~』のキーラン・カルキン、助演女優賞は『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』のエル・ファニング、アニメ賞は『Flow』が受賞した。
ナショナル・ボード・オブ・レビューといえば、「今年の映画トップ10」を発表することでも知られている。今年のトップ10は、『ANORA アノーラ』『ベイビーガール』『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』『教皇選挙』『マッドマックス:フュリオサ』『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』『陪審員2番』『Queer』『A Real Pain』『Sing Sing』が選ばれた。