3人の歪な関係映し出す…広瀬すず主演『ゆきてかへらぬ』予告編 主題歌はキタニタツヤ
映画『ゆきてかへらぬ』の本予告編とビジュアルが解禁された。
大正時代を舞台に実在した男女3人の壮絶な愛と青春を描いた本作。監督は根岸吉太郎が務め、広瀬すず、木戸大聖、岡田将生が主演を務める。
解禁された本予告編は、冒頭から広瀬演じる駆け出しの女優・長谷川泰子が「惚れたら、女は身体ごと惚れるのよ」と木戸演じる中原中也と岡田演じる小林秀雄の心を翻弄する妖艶な表情が映し出される。
「俺とお前は、離れたら壊れちゃうんだよ」と泰子に切なげに訴える様子にまだ幼さが垣間見える不世出の天才詩人・中也、「君という女は、本当においしそうだ」と成熟した大人の色気を漂わせるのは、のちに“知の巨人”と呼ばれる文芸評論家・小林。
運命に導かれるように“出逢ってしまった”3人。ダンスホール、夜の遊園地、手を取り合い滑ったローラースケート、刹那的な青春を謳歌する3人の煌びやかで歪な関係性が垣間見える。
後半では、次第に狂気を帯びながら苦悩し、執筆と格闘する中也に対し「全生活を上げて恋をする人もいるわ!」と感情剥き出しに愛を吠える泰子。激しくケンカをする中也と泰子を仲裁する小林、求め合う小林と泰子。
そして迫りくる電車を前に虚ろな表情で立ち尽くす中也など、劇的な展開にひと時も目が離せない予告編となっている。