“鯛色”で初日祝い! 仲間由紀恵、観客からの声援に「お褒めの言葉、ありがとう」
(Photo:cinemacafe.net)
本作は会計処理の専門家として加賀藩を支えてきた猪山家の八代目で天才的な数学感覚を持つ直之(堺さん)が、莫大な借金を抱えた家計の窮地を知恵と家族の協力を得て乗り切っていく姿を描いている。
劇中で猪山家の面々が鯛の塩焼きにお目にかかれなかったエピソードにちなみ、出席者は全員鯛色のワンポイントアイテムを装着。赤いポケットチーフをのぞかせた堺さんは、「“鯛色”が、だんだん伝言ゲームになって橙色なのか朱色なのか分からなくなった」と苦笑い。初日を祝って、実物の鯛の塩焼きが登場すると「鯛色をいま、確認しています」とめでたさを祝うより、直之ばりの細かい神経を発揮し、会場の笑いを誘った。
直之の妻・お駒を演じた仲間さんは冒頭、客席の男性ファンから「日本一のお嫁さん!」と声援を浴び「ありがとうございます、お褒めの言葉」と恭しくお辞儀。桜色の艶やかな振袖姿でしっとりした色気を振りまいた。猪山家のおばばさま役を演じた草笛さんは「この家族がいまの日本だと思ってもらえれば。
日本はいま、いろいろ大変。でもリーダーがいません。猪山家はこのリーダー(直之)があって一家がまとまり難局を切り抜けていく。意味のある映画です、出演できて誇りに思っています」ときりりとした口調で日本の現状をチクリと批判しつつ、作品のメッセージを訴えた。ほかに中村雅俊、西村雅彦、藤井美菜らが出席した。
『武士の家計簿』は全国にて公開中。
(photo/text:Yoko Saito)
■関連作品:
武士の家計簿 2010年12月4日より全国にて公開
© 2010「武士の家計簿」製作委員会
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