望まぬ妊娠に直面する女性に、石のように重い扉が立ちはだかる…『石門』2月28日公開
“中華圏のアカデミー賞”と称される2023年・第60回台北金馬獎で日本資本の映画として初めて最優秀作品賞を受賞し、最優秀編集賞との2冠に輝いた映画『石門(せきもん)』(2022)が2025年2月28日(金)より待望の日本公開決定。ポスタービジュアルが初解禁された。
2019年、中国湖南省の長沙市。単発の仕事で日々お金を稼ぎながら、フライトアテンダントになるための勉強をしている20歳のリン(ヤオ・ホングイ)。
郊外で診療所を営んでいる両親は、死産の責任を求めて賠償金を迫られていた。ある日リンは、自分が妊娠1か月であることを知る。子どもを持つことも中絶することも望まなかったリンは、両親を助けるため賠償金の代わりにこの子どもを提供することを思いつくのだが…。
■中国と日本を拠点に活動する夫妻が共同制作
本作は、金馬獎をはじめ、ヴェネチア国際映画祭「ベニス・デイズ部門」、トロント国際映画祭、ニューヨーク映画祭、BFIロンドン国際映画祭など世界の映画祭で上映されてきた話題作。
いち早く鑑賞した海外の批評家からの激賞が続出、米レビューサイト「ロッテントマト」では、批評家が94%、一般観客は驚異の100%の高評価を獲得している(12月3日現在)。