『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』監督が明かす、“自然の脅威” 感じるロケ地のこだわり
と語る。
そんな監督の感覚を研ぎ澄ませて選んだ山が、摩白山として登場する静岡県駿東郡小山町にある山だ。

撮影時期は、「冬枯れの寒々しい景色を狙いたい」という監督の希望により、12月に撮影を開始。山中の撮影では、念のため熊除けとして撮影前に必ず爆竹を鳴らし、スタッフは劇中と同じく熊除けの鈴を携行して行った。

冬の撮影であったため、空気は冷たく、夜は撮影隊の灯す明かりだけが頼りの暗闇。“自然の脅威”を感じる山を選んだだけに、無音の大自然の中で響く、人工的な熊鈴が不穏さを倍増させた。主人公の敬太がボランティア活動中に身に着けている熊鈴もその役割を果たし、恐怖心を煽る効果をもたらしている。

さらに、山の中の“見つからない廃墟”での撮影でも、近藤監督ならではの恐怖描写の撮影が行われたそうで、細部までのこだわりとたくさんの工夫が随所に散りばめられているという。
『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』は2025年1月24日(金)より全国にて公開。
(シネマカフェ編集部)
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ミッシング・チャイルド・ビデオテープ 2025年全国にて公開予定
©︎2025 「ミッシング・チャイルド・ビデオテープ」製作委員会