細田守監督最新作『果てしなきスカーレット』は2025年冬公開へ!作品に込めた思い語る
皆さんに楽しんでもらえるようなエンタメ作品、映画の魅力を表現するような作品になったらいいなと志しを持って作っています」と、細田監督は力強く語った。
『竜とそばかすの姫』や『サマーウォーズ』、『バケモノの子』に代表されるような夏の爽やかなイメージとは真逆に位置しそうな、これまでと全然違う作品のイメージの本作。制作について聞かれると、細田監督は「今まで作品を作るたびにチャレンジを続けてきました。1作ごとに壁を乗り越えるように頑張ろう、と。今回も今までの中で一番大きな壁、ルックがアニメーションという技法を使いながらもどこか超えていくような画面になったらいいなと非常に工夫しているところです。セルアニメじゃないしCGでもない、全く別の新しいルックでアニメーションの可能性を広げていきたいなとやっているところです」と、常に過去の自身や作品を超えていく姿勢を示す。

細田守監督
会見の最後では「NGワードがあってあまり話せなくてごめんなさい」と内容について頭をかいた細田監督だったが、「混沌とした生きづらい世の中、先行きが見えない社会や世界の中で、前を見たり希望を見出す人物はどういう人だろうと考えながら作っています。