【インタビュー】綾瀬はるか&柄本佑、主人公の“純粋さ”から学ぶこと「相手の心を変えられる」

――感情移入したキャラクターはいましたか?
綾瀬:私は、チャッカリ。最初は嫌な奴だったのに、あんなに意地悪だったのに。そのギャップが。
柄本:振れ幅は大きいね。
綾瀬:ロズがいないと…みたいな感じになっていてすごく可愛いなと思いました。最後のチャッカリの気持ちを考えて泣けたというところがあって。すごく感情移入しました。柄本さんは、やっぱりチャッカリ?
柄本:そうだね。
あと、感情移入というのとは違うんですが、すごく好きなとこがあって。ロズは敬語を使っているんだけど、ある瞬間から動物たちに対してため口というか、敬語じゃなくなる。あそこがね、妙に感動するんですよ。あの辺から始まる気がして。
綾瀬:確かに急に人間っぽくなってね。

柄本:わくわくするような感じかな?ぐっとロズ、チャッカリ、キラリの3人の距離が縮まっているような感じがして。物語としても一段ステップアップしてるような感じがすごく好きでした。
綾瀬:確かに最初、ロズには感情移入しづらい。
感情ないし(笑)。だけど、あそこから急に入り込めるからグッとくるのかな?
柄本:多分そうだと思う。
作品の魅力は「物語のピュアさ」