『SKINAMARINK/スキナマリンク』にミッキーマウス?監督が1930年代アニメとの意外な関係明かす
北米で異例の大ヒットを記録したホラー映画『SKINAMARINK/スキナマリンク』。監督のカイル・エドワード・ボールが本作に登場するカートゥーンアニメについて語っている。
製作費わずか15,000ドルにもかかわらず、692館という異例の規模で北米公開され、最終興行収入は約200万ドルという驚異の数字を叩き出した本作。現実と悪夢の境界を彷徨うような実験的な映像と解釈を委ねるミニマリスティックな演出が、大きな話題となった。

この度公開された写真には、ミッキーマウスにそっくりなキャラクターが映し出されている。実はこのキャラクターは、約100年前の1931年に、アメリカのテレビ番組で放映されていたカートゥーンアニメ『ビン坊の結社加盟(原題: Bimbo's Initiation)』に登場する、ビン坊(別名:ビンボー)という名前の犬である。
偶然開いていたマンホールに落ちてしまい、秘密結社の隠れ家に迷い込み彷徨いながらも、現実世界に戻ろうと奮闘するというストーリーだ。劇中で、真夜中のブラウン管に『ビン坊の結社加盟』が映し出される場面があり、それがこの映画の不気味さに拍車をかけているのだが、カイル・エドワード・ボール監督はその登場の理由を次のように説明している。