『ソーシャル・ネットワーク』GG賞発表を前に早くも独走?全米映画批評家協会賞4冠
(Photo:cinemacafe.net)
1月9日(現地時間)、アカデミー賞の前哨戦のひとつとして注目を集める全米映画批評家協会賞(National Society of Film Critics Awards)が発表され、『ソーシャル・ネットワーク』が作品賞、監督賞、主演男優賞、脚本賞の主要4部門を獲得した。
全米映画批評家協会賞は今回で45回目を迎える映画賞で、毎年1月の上旬に発表されるため、その後のゴールデン・グローブ賞、そしてアカデミー賞のゆくえを占う上でも重要視される映画賞である。これまで、34の映画祭、映画賞で計92もの部門で受賞してきた『ソーシャル・ネットワーク』が、ここまでの勢いそのままに4冠を加え、その評価の高さを改めて見せ付けた。
そのほかの主要部門では、イタリアの名匠マルコ・ベロッキオによる『Vincere』(原題)のジョヴァンナ・メッツォジョルノが主演女優賞を、ロマン・ポランスキー監督作で、ユアン・マクレガー主演の『ゴースト・ライター』のオリヴィア・ウィリアムズが助演女優賞を受賞。なお、今年の賞レースにおける『ソーシャル・ネットワーク』の有力なライバル作品とも言われている『英国王のスピーチ』からは、ジェフリー・ラッシュが助演男優賞に輝いた。