南沙良、母親に依存される主人公演じる『愛されなくても別に』7月公開
南沙良主演映画『愛されなくても別に』の公開が決定した。南は、毒親に振り回される主人公を演じる。
“フツー”とはかけ離れた大学生活を送る宮田陽彩は、学校に通いながら朝から晩 まで寝る間もなくアルバイトや家事に追われる…。母親に金を渡し、世話をするために。 母親から暴力は振るわれないし、暴言もない。ただ「愛している」と言う言葉で縛られ、陽彩は緩やかな絶望と人生に対する期待のなさの中で生きている。そんなある日、同じバイト先の同級生、江永雅と出会うことによって、陽彩の人生は大きく変わっていく――。

原作は、「響け! ユーフォニアム」がTVアニメ化され大ヒットした武田綾乃が、吉川英治文学新人賞を受賞した「愛されなくても別に」。著作の中で実写化初となる。
浪費家の母親に依存され、人生に一度も期待を抱いたことのない主人公・宮田陽彩を演じる南は、三島有紀子監督作『幼な子われらに生まれ』でデビューを果たし、『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』や『この子は邪悪』、「ドラゴン桜」、大河ドラマ「光る君へ」などに出演する若手俳優。
出演をふり返り、「お芝居している中で、自分が不幸であることを他人との物差しとして用いてしまう陽彩を抱きしめてあげたくなりました。