早川千絵監督、『ルノワール』で2度目のカンヌ出品 日本映画唯一のコンペ部門選出
倍賞千恵子、磯村勇斗、河合優実らが出演した『PLAN 75』以来3年ぶりとなる早川千絵監督の最新映画『ルノワール』が、第78回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品、ワールドプレミアされる。
前作『PLAN 75』では、高齢化社会が深刻化した近い将来の日本を舞台に、75歳以上の高齢者に生死の選択を迫る衝撃的な物語を描き、現代人に激しい警鐘を鳴らした早川監督。待望の最新作『ルノワール』で綴られるのは、80年代後半の夏、闘病中の父と、仕事に追われる母と暮らす11歳の少女・フキの物語。

早川監督作品がカンヌ国際映画祭に出品されるのは、前作で初長編作品の『PLAN 75』以来3年ぶり2度目。同作は第75回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に出品され、カメラドール特別表彰に輝いている。
今年の第78回カンヌ国際映画祭は、審査員長に『ポンヌフの恋人』『イングリッシュ・ペイシェント』『トスカーナの贋作』などで知られるフランスの名優ジュリエット・ビノシュを迎え、現地時間5月13日(火)~24日(土)に開催。ヴェネチア国際映画祭、ベルリン国際映画祭と並ぶ世界3大映画祭として知られている。
本作は、世界中から出品された作品の中から、パルム・ドールと名付けられた最高賞を目指して争うコンペティション部門に出品。