ブラッド・ピットとハビエル・バルデムが「一緒にいるのを見るのは本当に特別」『F1/エフワン』キャスティング秘話
ブラッド・ピット主演『F1/エフワン』のジョセフ・コシンスキー監督が、キャスティングと脚本の裏話について明かしている。
F1の全面バックアップを得て製作された本作は、世界各国の本物のサーキットコースを使い映画史上類を見ない規模で撮影を施行したことでも注目の話題作。
本作でメガホンを取ったジョセフ・コシンスキー監督は、徹底的にリアルさにこだわることで有名。ジョセフ・コシンスキー監督はレースそのものよりも、脚本とキャラクターの大切さを提唱する。
「どんなに正確でエキサイティングなレースがやれても、素晴らしいキャラクターに支えられたストーリーがなければ何の意味もないのは分かっていました。だからすべては脚本から始まるんです。本作では、『トップガン マーヴェリック』を書いたアーレン・クルーガーと一緒に仕事をしました。彼は素晴らしい脚本を書いてくれました」と、『トップガン マーヴェリック』監督&脚本の最強タッグ再来の経緯を明かす。
さらにジョセフ・コシンスキー監督は、作品のテーマ・脚本を表現するキャスティングの重要性について強調。「キャスティングがすべてなんです。この映画のために僕たちが集めた俳優陣はとても素晴らしいです。ブラッド・ピット(ソニー役)とハビエル・バルデム(ルーベン役)の友情は古く、30年も続いてそれはこの物語の核となります。スクリーンで彼らが一緒にいるのを見るのは本当に特別なんです」と、主演ブラッド・ピットを始めとする配役について熱弁。
また、「ケリー・コンドンはマシンの設計を担当するテクニカル・ディレクターを演じます。エンジニアとドライバーは、どのチームでも健全な緊張関係を持っており、ソニーとテクニカル・ディレクターの関係も素晴らしいものになっています。そしてテレビで活躍しているダムソン・イドリス(ジョシュア役)は、大きなスクリーンでブラッド・ピットと正面からぶつかる姿を、是非観てもらいたいと思っています」と、ほかの主要キャストにも言及。
主人公を演じるブラッド・ピットを中心に、こだわり抜いたキャスティングに自信をのぞかせている。
さらにジョセフ・コシンスキー監督は、「この物語にはすべてがあります」と断言。「この映画にはアクションに期待される緊張感があります。でも同時にソニー(ブラッド・ピット)が歩む償いの旅には感動があるんです。そしてユーモアもロマンスもあります。本作のような豊かな物語を語るために必要な要素が、少しずつ詰まっているんです」と、ブラッド演じる主人公ソニーを筆頭に、人間ドラマや迫力のアクション、感情を揺さぶるあらゆる魅力が凝縮されていると語っている。
最高のキャスト・スタッフが集結して作り上げた本作。迫力のF1レースとともに、名優らが体現する人間ドラマのストーリーにも期待が高まる。
『F1/エフワン』は6月27日(金)より全国にて公開。
(シネマカフェ編集部)
■関連作品:
F1/エフワン 2025年6月27日より全国にて公開