2020年1月1日 10:00
小芝風花、地震報道の女子アナ役でも話題「何事も真摯」な役作りの心得
2019年は事前の準備が必要な役柄が多かった年でもありました。『べしゃり暮らし』の鳥谷静代は漫才師としてかなりの実力の持ち主だったので、漫才稽古に力を入れました。『パラレル東京』の倉石美香は報道番組のサブキャスターで、入局4年目でスポーツを担当。それぞれ基礎ができていることが前提の役なので、そこはしっかりと準備をしました。
原作がある場合は、原作ファンの方も楽しんでいただけるように心掛けます。方言がある役の場合は、その土地の人にとってはすごく敏感に反応してしまうものだと思うので、その土地の人が作品に熱中できるように、言葉はその基本としてちゃんと備えておきたい。仕事に就いている場合は、その道のプロフェッショナルな方が見ても違和感がないように、失礼がないようにしたいので、事前の練習や勉強は惜しまずやるようにしています。これまで、例えば生徒役の時は台本の中で完結してしまうことが多かったような気がします。
年齢を重ねていくごとに仕事の種類が増えて役の幅も広がって。練習しないとできない役が増えてきて、自然と身につくようになったんだと思います。2019年は特に主演をやらせていただいたり、ヒロインをやらせていただくことが多かった年でした。