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「何でもいいや」で大丈夫? メガネのレンズ選びに関する失敗談

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「何でもいいや」で大丈夫? メガネのレンズ選びに関する失敗談
●「何でもいいや」で大丈夫?メガネのレンズ選びに関する失敗談

視力矯正が必要な人にとって、メガネはなくてはならない存在ですよね。中でもレンズは目を保護すると同時に、生活をサポートしてくれます。それほど身近でありながら、とくにこだわりもなく選んでいる人が少なくないとか……。

そこでマイナビニュースでは、読者300名に対して「メガネレンズに関するアンケート」を実施しました。あなたがメガネレンズを選ぶ基準とは?

○レンズを「何となく」選ぶと悩みが増える!

まずは読者に、現在かけているメガネの値段について尋ねたところ、「5千円~1万円(34.3%)」がトップに。以下、「1万円~3万円(32.0%)」、「5千円以下(20.3%)」と続きます。だいたい1万円前後のメガネを選んでいる人が多いようですね。

現在かけているメガネのレンズを選んだ理由については、「ない」と回答した人が68.7%と多数。
しかしながら、値段以外でレンズを選ぶときにこだわりたいポイントを尋ねたところ、「疲れにくさ(38.3%)」、「薄さ・軽さ(32.0%)」、「見えやすさ(23.7%)」が挙げられました。

レンズに対するリクエストを持ちながらも、購入するときには「何となく」選んでいる人が多いのかもしれません。

そのせいか、メガネのレンズについて困った経験について尋ねたところ、22.3%の人が「ある」と回答。比率としては少ないものの、値段優先で選んでしまったために、見づらくて疲れるという意見も見受けられました。

・「安くて分厚いレンズを買ったときに、最初は家でかけていただけなのでとくに気にならなかったのですが、旅行先で、外でかけるとすごく見えづらくて、視界がぐわんぐわんして大変でした」(23歳女性/マスコミ・広告/事務系専門職)

ほかにも、見づらい、目が疲れる、度が合わない等々、レンズに関するお悩みのオンパレード! 次に紹介する読者コメントに対して「わかる!」と共感してしまった場合は、もしかしたら正しいレンズ選びができていないかもしれませんよ。

<見づらい!>
・「ラーメンを食べるとくもる」(30歳女性/情報・IT/秘書・アシスタント職)
・「マスクをつけている時や気温差の激しい場所に行くとレンズが曇ってしまい、恥ずかしいし周りが見えないので困っています」(28歳女性/アパレル・繊維/販売職・サービス系)
・「小さいメガネだったのでレンズも小さく、視界が狭かった」(30歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント/事務系専門職)

<目が疲れる!>
・「近視が強いのでレンズが分厚くなって目が疲れる」(26歳女性/食品・飲料/販売職・サービス系)
・「度が強いので分厚くて重いときがあった」(49歳女性/学校・教育関連/専門職)

<度が合わない!>
・「作ってしばらくしたらレンズの度数が合わなかった」(50歳以上男性/その他)
・「遠くは見やすいが近くに違和感を感じる」(39歳男性/情報・IT/販売職・サービス系)

メガネユーザーにとっては「あるある」といえるものばかり。もしかしたら困った経験がないと回答した人たちも、無意識のうちに悩まされているのかもしれませんね。

○快適な生活を送るためにこだわりたいポイント

一方、こだわってレンズを選んでいる人たちは、プラスアルファの機能性や薄さ、強度を重視していることがわかりました。
そのポイントをいくつか紹介しましょう。

<機能性>
・「長時間PCを使用するため、ブルーライト軽減にした」(26歳女性/情報・IT/技術職)
・「UV機能が付いていたからです」(31歳女性/ソフトウェア/事務系専門職)

<レンズの薄さ>
・「視力が悪く普通のレンズだと分厚くなるので、出来るだけ薄くなるレンズにしました」(24歳女性/不動産/事務系専門職)
・「度が強いため薄型の非球面レンズの方が望ましく、また仕事上パソコン画面を長時間見ているため、少し色を入れたかったため」(29歳男性/医療・福祉/技術職)

<強度>
・「以前使っていたものが、一回床に落としたら壊れてしまったので、今回はフレームが太めで頑丈そうなものを選んだ」(30歳女性/食品・飲料/技術職)

中には、「仕事用はブルーライトカットでプライベート用は偏光レンズ」(49歳男性/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)というように、用途に合わせてレンズを選んでいる人も。使い分けができると、より目の保護に役立ちそうですね。

さらに自分に合ったメガネレンズと出合うためには、こだわりを持って選ぶのはもちろん、購入時にきちんと説明を受ける必要があります。しかしながら、説明を受けた記憶がある人は58.3%、その内容を詳しく覚えている人は32.6%でした。じつは読者と同じような悩みを抱えている人は、少なくないのかもしれません。

さて、では自分にあったメガネレンズを選ぶためには、どのようなことに気をつければ良いのでしょうか。次ページでは、メガネ・コンタクトレンズの販売を手がけるベストメガネコンタクトメガネ部門トップバイヤーの大岩秀行さんにお話をうかがいます。


●レンズ選びのポイントを教えてください

「見え難いからメガネを掛ける人や、オシャレだから掛ける人など、メガネを掛け始める理由は人それぞれです。多種多様のデザインや価格の製品がありますが、デフレが続いた日本では、低価格のメガネが10年以上に渡り人気を博してきました。

しかしその一方で、高品質・高価格メガネも今なお人気があるんですよ。

メガネの平均価格というのは1万円台半ばですが、これは世代によりかなりの差があります。

ファッションに合わせて複数を使い分ける楽しみ方や、良いモノをお求めになりじっくりと使い込み愛着を持つ事など、自分に合ったメガネの選び方が出来るよう、応援したいですね」

大岩さん、早速ありがとうございます!それでは、読者からの「レンズ選び」にまつわるお悩みを紹介していきましょう。

質問:PC用のメガネは本当に効果があるのか

「PCやスマートフォンを使用する機会は、誰もが増えていると思いますので、気になっている方は多いようです。PC用にはクリアレンズもありますが、薄いブラウンのレンズを掛けてモニターを見ると目が休まると感じる方の声は実際に多いですね。

しかし、それ以上に度数設定が重要な場合が多いようです。
せっかくPCメガネを掛けても、合わない度数では意味ないですからね」

質問:メガネをかけると見え方によってはめまいが生じます。めまいを起こさないようにするにはどうしたら良いでしょうか?

「めまいや頭痛・肩こり・眼精疲労など、メガネにまつわる悩みは様々です。多くの悩みは度数設定を変更することで解決することもありますが、実はメガネを掛ける角度や目とレンズの距離などでも変化します。

それと、以前に使っていたメガネとの差ですね。使い慣れたメガネとどのくらい今回は違うのか?レンズの大きさや度数の差、重さの違いなどもストレスに感じる要因です。

おすすめしたいのは、「メガネを作る時には、前のメガネを持参すること」。今までの使用状況を参考にして、最適な度数をプロは探り当ててくれるはずですよ」

質問:いろいろな種類のレンズがあるが選ぶポイントを教えて欲しい

「ご使用の目的をはっきりとスタッフに伝える事が重要です。また、これまでに困った事があれば、それを解消できるレンズがあるか尋ねるのもいいですね。
重くて掛けているのがストレスだとか、慣れるまでに時間が掛ってしまったなど、当然ご予算もある事ですが、ショップや眼科でお困りごとを伝えてみてください。

主訴が明確になれば、それに沿った検査をして最適なレンズを案内してくれるはずですよ」

いかがでしたか?目の調整力をサポートするなど、メガネレンズは視力が低下している人にとって目のかわりといえるほど重要なものです。大切な目のためにはもちろん、悩みを解消して快適な生活を送るためにも、「何となく」選ぶことから卒業しませんか?これからレンズを選ぶときには、自分なりのこだわりを意識したほうがいいかもしれませんね。

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