草なぎ剛が歌い狂い踊る!「俺は怖い人になる」と鼓舞してギャング熱演
俳優の草なぎ剛が10日、神奈川・KAAT神奈川芸術劇場で主演舞台『アルトゥロ・ウイの興隆』の公開舞台稽古に参加し、ギャング団のボス役を熱演した。
本作は、ドイツ演劇の巨匠ベルトルト・ブレヒトの大作で、ヒトラーが独裁者として上り詰めていく過程をシカゴのギャングの世界に置き換えて描く音楽劇。生演奏のファンクミュージックに彩られ、シカゴのギャング団のボスである主人公アルトゥロ・ウイに扮した草なぎがエンターテイナーとしての魅力を最大限に発揮する。
公開舞台稽古で草なぎは、ドラムロールが鳴り響くと、派手なマントを羽織って登場。そのマントを脱いで踊り、中央奥のステージに上がってジェームス・ブラウンの「Get Up Sex Machine」をシャウトしながら歌った。そして、ステージ上で踊り狂う場面もあり、力強い歌とダンスで魅了。また、相手を脅して激しい口論を繰り広げるシーンでは、ゾクッとするようなギャング団のボスらしさ全開の迫真の演技を見せた。
『バリーターク』(2018年)以来、2度目のタッグとなる演出の白井晃氏とともに囲み取材にも応じた草なぎは、「先ほど全部つながったので、最後まで舞台がたどり着けるかどうか、途中止まるかなと。