キンタロー。も被害、“ぶつかり男”はどのような罪に問われるのか
お笑い芸人のキンタロー。が先月17日、オフィシャルブログを通じ、駅の改札口で見知らぬ男性から故意に体をぶつけられる被害に遭ったことを報告した。当時のキンタロー。は臨月を迎えていたことから(同月28日に無事に出産)、「今大切な命を身体に預かってる身の上」「一昨日ぶつかってきた男はもし私が転倒でもしたらどう責任をとってくれたのでしょうか?」と不安な思いを記していた。
キンタロー。のブログには同様の被害に遭った女性からの声が相次いでおり、ブロガーで作家・はあちゅう氏も今月4日のブログで「実は、妊娠中に、『ぶつかり男』に2回出くわしてしまい…(1回目はデパートの中、2回目は人通りの少ない道端)」と報告していた。
この“ぶつかり男”は、どのような罪に問われるのか。被害に遭った場合の適切な対処法を含め、弁護士法人グラディアトル法律事務所の磯田直也弁護士に話を聞いた。
――キンタロー。さんが、“ぶつかり男”の被害を訴えました。当時妊娠中で、改札で見知らぬ男から体をぶつけられたそうです。このような場合、体をぶつけた男は罪に問われないのでしょうか?
キンタロー。さんが被害に遭われたようなぶつかりのケースでは、母親と胎児の両方に対する罪に問われる可能性があります。