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「この人もこの人も!?」様々な作品で話題の7ORDER、1年の出演作振り返る

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「この人もこの人も!?」様々な作品で話題の7ORDER、1年の出演作振り返る

●新たなカルチャーを吸収し、交友関係も広がった1年に
「Happy をみんなで作りあげていく」をモットーに、安井謙太郎、真田佑馬、諸星翔希、森田美勇人、萩谷慧悟、阿部顕嵐、長妻怜央の7人が活動する7ORDERが、音楽レーベル「7ORDER RECORDS」を立ち上げ、初のオリジナル楽曲「Sabaoflower(読み:シャボンフラワー / baの”a”の上にチルダ)」を3月6日にリリースする。

そんな7ORDERの7人には、楽曲への思いや、この1年で上演された彼らの出演作についてインタビュー。今回の記事では、この1年でステージを席巻し「いい役者だと思ったら、この人もこの人も7ORDER!?」と話題を呼んだ、彼らの個人出演作を振り返っていく。

○■人気原作に挑んだ阿部顕嵐

――この1年で、7人あわせて13作に出られていて、さらに今後も舞台、映画と続くんですよね。ぜひ出演作を振り返って、他のメンバーの方がかっこいいと思ったところを、お一方ずつ伺っていけると嬉しいです。まず、阿部さんは……。

真田:やっぱり「立ち上がれよ Gladiator」ですよ!

一同:左馬刻様!

――『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage -track.1-ですね。

森田:左馬刻様、かっこよかったな。


萩谷:登場から、「顕嵐ってこんな人だったんだ!」と思いました。

真田:顕嵐が左馬刻様の口調で「(~して)やんよ」と言ってるのを聞くと、「おっ、いいな!」と思うんです。

安井:声も、顕嵐の声じゃない感じだったのがすごい。原作のこともめちゃくちゃリスペクトしてるのが伝わってきた。顕嵐のこと「こだわりの男」だと思ってるから、その面が見えたな。

真田:たしかに。うちではラップは大体この2人(森田&阿部)がやってるんですけど、ヒプが終わってからラップやったら、全然違った! 学んで帰って来たんだろうな、って。

諸星:攻撃力が上がってたね。


阿部:ラップを毎日やっていたから、ダンスが体に染み付いてるみたいに、考えなくてもできるようになったかも。前は考えながらやってたけど、スラスラ出るようになって、踊りと一緒だなと思った。

諸星:今までは、拍を数える時に「ワンエイト」とか言ってたけど、こないだ顕嵐が「次のバース」と言ってて。

一同:(爆笑)

諸星:……左馬刻ぃ!! って(笑) でも、そういうところがかっこいい。ちゃんとカルチャーが入ってる。

長妻:いつもはみんなで一緒にステージに立ってるから、横からしか見たことがなかったけど、客席から見ると、立ってるだけでもかっこいいなと思った。

真田:スタンドマイク、あんなにかっこよく持てる!?

阿部:それは課題だったのよ。どうかっこよく見せるか。


萩谷:あれ、辛そうだった。サイドレイズ。

長妻:筋トレ(笑)

阿部:マイクがけっこう長いから、試行錯誤した!

安井:使いこなしてたよ。
○■映画公開・舞台も控える安井謙太郎

――安井さんは映画『死神遣いの事件帖 -傀儡夜曲-』が5月29日公開予定で、7・8月には舞台『死神遣いの事件帖 -鎮魂侠曲-』もあります。

安井:まだ、何も見せてないです(笑)。撮影は京都だったし。

長妻:話は聞いてました! 面白そうだよね。

阿部:死神のビジュアルも、めちゃくちゃ良かったよ。
俺、あんなビジュアルだと思ってなかった! もっと”デビル”みたいな感じかと思ってた。

真田:『DEATH NOTE』みたいな?

安井:俺もそう思ってた。

真田:でも、綺麗だった。

森田:和服が似合うよね。

諸星:少年社中の方が映画に出ていて話を聞いたんだけど、あんまり慣れてない現場だから楽屋に1人でいたら、謙ちゃんが「コンビニ行きます?」と誘ってくれたらしくて。「めっちゃいい人だな」と言ってた。

一同:(笑)

安井:すごい穏やかな方だったよ。でも、呪文みたいに一生練習してるの! だから、ちょっと肩の力を抜いたらいいんじゃないかなと思って、「コンビニ行きます?」と誘った。
後から聞いたら、「こういうのあんまりないんで……」と言ってたけど、練習しすぎて、逆に噛んでたときがあった(笑)。

長妻:僕も『DECADANCE』で共演した萩野(崇)さんが、映画に出演していて。同じシーンはなかったんだけど、見ていて「お芝居が上手な子だな」と思ったんだって。

安井:マジで……! ありがとうございます。

長妻:舞台には(谷口)賢志さんが出演するから、「次はあれだな、安井くんだな!」と、楽しみにしてた。○■友達も増えた萩谷慧悟

――どんどん交友関係も広がってるんですね。

安井:萩ちゃん、友達めっちゃ増えたよね。俺らも作品を見に行ってるから、役名だとわかるんだけど、あだ名で呼ぶから! 『PSY・S』のルパン役の方とか……。


萩谷:ともるん?(赤澤燈)

安井:そう! 「ともるんが~」と言われると、「……ともるん!?」って。

長妻:あと、「勝兄(鈴木勝吾)が~」とか言うから。

一同:「しょーにい!?」

長妻:でも役名で聞くと、「ああ、あの人か!」と。

――そんな萩谷さんは『仮面ライダー斬月』、リーディングシアター『ダークアリス』、『PSY・S PRESENT SECRET YOUNG SHERLOCK』、『えんとつ町のプペル』THE STAGEに出演されて。

萩谷:僕はいろんな世界に入ったな、と思いますね。特撮、朗読劇、劇団、絵本のミュージカル……と。『プペル』はミュージカルではなかったんだけど、すごく歌って踊ったから、感覚的にはミュージカルだった。

真田:めちゃくちゃかっこいいよね。
萩ちゃんはどんどん成長していってるんだなと感じる。

萩谷:個人的には、朗読劇が初めてすぎて!

森田:あれやばかった!

長妻:面白かった!

阿部:めっちゃむずそう。

真田:毎回萩ちゃんのパンフレットが送られてくるんだけど、ビジュアルが全部かっこいい。

安井:どんなビジュアルでもはまるよね。プペルがかっこいいのはすごいなと思った。頭に傘を刺してて、ゴミ人間なのに! すごいなと思った。萩ちゃんのパンフレット、いっぱいあるもんね。

諸星:ヒーローもやって、一人何役もやって、愛を求める青年やって、モンスターやって、すごくない!?

安井:ほんと、幅が広がった。

●共演俳優たちも「安定感がある」絶賛
○■全然違う役に挑んだ諸星翔希

――諸星さんはロックオペラ『R&J』 、『モマの火星探検記』に出演されました。

萩谷:『R&J』は、モロが開けた感じがした。

真田:俺は逆に、『モマの火星探検記』が、開いたと思ったな。

安井:全然役が違うところがすごくない!? モロの、真反対感。物語の中で1番「いやなやつだな」と思われる役と、「いいやつだな」と思われる役、両方やったのがすごい。諸星:だから、『モマの火星探検記』で最初チキンを演じるとき、マジでわかんなかった……かわいい、いい人の役が来ると、どうすればいいのかわかんない。

安井:モロな~、かわいくていいやつだからな~。

諸星:いやいや、思ってないだろ(笑)

長妻:存在感がすごい! 『モマの火星探検記』では、途中引きこもってる役だったのに、ちゃんと最後持っていく。僕、大阪で『モマ』を観に行ったんですよ。僕自身の舞台(『DECADANCE』)の千秋楽があって、その後に『モマ』を観に行って、せっかくだからって、社中さんのところに1人で入らせてもらって(笑)。そしたら、舞台人の方々が「モロは安定感もすごいし、必ず決めてくれる」と言ってた。みんな、コンディションがあるんだって。この人はホームラン打つけど、いつもストライクとか、そういう人がいっぱいいる中で……。

諸星:……いつもストライクでたまにホームランって、それアウトだろ!?

安井:ポジション変わってるしね! ホームランだけど、三振もあるってこと?

長妻:そう!! 視点が違った(笑)。でも、みんなから褒められてたね、もろっしーは! 「絶対に叩き出してくれる」と言われてた。

安井:確かに、セブンの舞台(『7ORDER』)でも、モロの安定感がすごかった。最初からテンションが違う。

阿部:よく第一声で、上のテンションでいけるよね。ズオーンって!

諸星: ……いかなきゃいけなかったからね(笑)。沈んだらやばいなって。でも、舞台に出てるみんなから、エネルギーをもらうようにしてた。最初から元気になれない日も、袖からみんなを見て元気をもらって、チャージOK! ということが、セブンの舞台の時にすごいあったの。だから次のコンサートでも舞台でも、7ORDERでやったら、みんなからめちゃくちゃ元気をもらいまくると思う。
○■作中曲も手掛けた真田佑馬

――真田さんは『PSYCHO-PASS サイコパス Chapter1―犯罪係数―』と、今も上演中の『27 -7ORDER-』ですね。(※取材は2月中旬)

森田:真田は、すごいですよ。

安井:体力がすごい。

真田:……死ぬ。

一同:(笑)

――真田さん、『27』では1人2役で本当に出ずっぱりですよね。

森田:脚本は別の方が書いてるんですけど、曲を自分で書いて、それがストーリーに絡んでる。自分の曲で物語を完成させて、人を感動させているという事実がすごいと思います。

諸星:僕は、さなぴーが2.5次元作品をやったのもすごいと思った。さなぴーはストレートプレイのイメージがあったから、2.5次元に挑戦して、宜野座として役をまっとうしてて、振り幅がすごい。

森田:そんなさなぴーを見たのも初めてだった!

萩谷:1番やらないと思ってた。

阿部:印象もスマートだった!

真田:僕自身は、「この役はやりたくない」というのは全然なくて、お受けできるものはお受けしたいんです。ただ今回の『27』に関しては、セブンの話だし、スピンオフだし、かつ演出家の方に「最後の曲書いてみない?」と言われて、震えましたね。1番、大オチの曲になるから。

一同:悪魔のCD!!

真田:そう、作中で誰もが影響を受ける「悪魔のCD」と言われて、何書けばいいの!?

阿部:ハードル上がりまくってる(笑)

安井:いい曲じゃなかったら、物語が成立しないもんね(笑)

真田:全部終わっちゃうから! 舞台が!

安井:でも、いい曲だなって思った。俺、『27』は通し入れて4回見てるけど、毎回新鮮に「めっちゃいい曲だな」って。

諸星:口ずさんで帰っちゃう。

真田:それが狙いだからね。

●他のメンバーのすごさを改めて知った経験
○■ストイックに臨んだ森田美勇人

――森田さんは、 『RADICAL PARTY -7ORDER-』に主演、プロデュースもされました。

長妻:俺は観れなかったんですよね……。

真田:自分が『27』をやったからこそ、すごさがわかった。この人(安井)もそうだったけど、出ずっぱりほどしんどいものはない。

森田:僕も『RADICAL PARTY』をやって、ケンタロウが『7ORDER』で出ずっぱりだったのは、すごいと思った。やっぱ、自分でやんないとわかんないから(笑)。『7ORDER』の時は、ケンタロウの辛さよりもまず自分の辛さもあったから、ずっと舞台上に出てるのって、こんなにきついんだ……と。

真田:めっちゃくちゃ踊ってるしね!

安井:俺と顕嵐は、ゲストで出させてもらったりしてたので、稽古からちょこちょこ見てたんだけど、美勇人らしい座長だなと思った。「美勇人のカンパニー」感が出てる。ダンスでわかりあって仲良くなって、周りの人が美勇人を好きになって、美勇人を支えてあげたいと思ってるのが伝わってくる。美勇人のカラーが出てた。

真田:男の子の現場って、割とガヤガヤするじゃん。俺はパンを差し入れようと思ってサプライズで行ったんですよ。そしたらみんな、スマホを見ながらダンスの振りを作ってて「渡しづら!」みたいな(笑)。「おお~いさなぴ~! よく来てくれたね~!」という感じかと思ったら、ストイックすぎた。

森田:ありがたかった、あれは(笑)。めっちゃ助かってたよ!

真田:それくらいみんな、ガッと入ってたよね。

森田:恵まれてました。”仲間”という感じでやっていけたから。

阿部:俺は普通に『RADICAL PARTY』のファンだった。めっちゃ観たから!

安井:観すぎて、東京で1回「もういい」となってたよね(笑)

阿部:これ以上観ると、感動が薄れてしまうんじゃないかと不安で(笑)。そのくらい面白かったし、好きだった。リハーサルでも、朝からすごく楽しそうにやってるの。その空気感がいいなって。スタッフさんとも心を許してる感じが、独特だった。

真田:『RADICAL』チームから、『27』に来てくれたスタッフさん達は、マインドが最初の段階から違ったんだよ。俺がスイッチ入る前から「よし、やろう!!」って(笑)

安井:注入されてる? 美勇人のソウルが(笑)

真田:美勇人ソウルが俺に注入されて、心強かった(笑)

安井:そうやって、仲間が増えてくのがいいよね。

森田:楽しかったなあ。
○■おしゃれさを手に入れた長妻怜央

――最後、長妻さんはSCHOOL STAGE『ここはグリーン・ウッド』、『DECADANCE』-太陽の子- に出演されました。

真田:俺、今でも忘れられないよ。『グリーン・ウッド』を観た時に、本当にこんなに漫画から飛び出て来るようなことがあるんだ、って!

森田:思った!

長妻:でも、扉が開かなかったんだけどね(笑)。ゲネプロで、最初のシーンのときに、ガチャガチャ~!! って。

安井:俺、「あっ……」と思った(笑)

森田:もう、パネルごと開けて入るって(笑)

安井:壁ぶっこわしてるから(笑)。でも、ながつは見るたびに成長してる。

阿部:舞台でも目を引くよね。

萩谷:なんかもう、『DECADANCE』はすごすぎた。おしゃれに芝居するようになって! ライトが消えるか消えないかみたいなところで死ぬのが、すごい。だって普通だったら「俺は今死んだぞ!」と、万人にわかってほしいじゃん。でも、「わかる人にわかればいい」みたいなおしゃれさを手に入れてしまってるから。

安井:俺も『DECADANCE』観に行った後、ながつとご飯を食べに行ったんだけど、答え合わせしたすぎて、30分以上「あれはどういうことなの? どういう意図でやってるの?」と質問攻めにしちゃった(笑)。でも、そうさせたくなる芝居をしてるということは、皆、何回もながつのマリウスを見たくなるんだろうから、すごいよね。クセになっちゃう! ながつが食べ終わってるのに、いろいろ聞いちゃったもん。次の日も2公演だったから「早く帰らせろよ」と思ってたかもしれない(笑)

長妻:もう、声がシャビシャビだったしね(笑)

安井:後半、図も見せてくれた。

阿部:俺の家で書いてた、それ!

――『DECADANCE』では塩野瑛久さんとも共演されて。

長妻:塩野くん、マジでストイックですよ。楽屋で腹筋ローラーやってる! 野菜とか切ってタッパーに入れて持ってくるんですよ。

安井:俺が観に行った時も、腹筋ローラーやってた。

萩谷:(栗山)航くんもずっとそうなんだけど! 一生サラダチキン食って、筋トレしてた。流行ってるのかな?

■7ORDER
「Happy をみんなで作りあげていく」をモットーに、安井謙太郎、真田佑馬、諸星翔希、森田美勇人、萩谷慧悟、阿部顕嵐、長妻怜央の7人によるクリエイティブチーム。個々に舞台、映画など活躍し、7人でバラエティ番組『イケダンMAX』(TOKYO MX 毎週木曜25:05~)に出演中。初のオリジナル楽曲「Sabaoflower(読み:シャボンフラワー / baの”a”の上にチルダ)」を3月6日にリリースする。

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