2014年9月22日 19:00
ヨコオ、DSRC/ITSスポット基地局用「電界強度測定器」を開発
ヨコオは9月22日、DSRC/ITSスポット基地局用「電界強度測定器」を発表した。10月頃より受注生産を開始する予定。
DSRC/ITSスポットは、これまでの高速道路ETC用途に加え、一般道や民間での活用が検討されており、今後の市場拡大が見込まれているが、DSRC/ITSインフラの設置時には電界強度の評価が必要であり、この測定は設置事業者にとって大きな作業負担となっていた。同製品は、ARIB STD-T75規格に準拠した、ETC基地局やITSスポット基地局の設置・運用時の評価に適した計測器で、フィールドでの電界強度の測定や検査にあたり、専用のフィールドテスタを用いることで、計測誤差を抑えた高精度な測定を短時間で行うことができる。また、システムの設置時だけでなく、保守・メンテナンス、あるいは運用時の動作確認用としても、有用なデータを取得することができる。
具体的には、本体と、自車の移動量検出機能付きの台車、電界強度計測用「DSRCフィールドテスタ(DFT)」で構成されており、別途ユーザーが用意するDC12VバッテリおよびPCと接続し、専用のソフトウェアをインストールすることで、計測や補正計算が行われ、計測結果が表示される仕組みとなっている。