くらし情報『南沙良、故・佐々木すみ江さんとの共演は「すごく大切な宝物」』

南沙良、故・佐々木すみ江さんとの共演は「すごく大切な宝物」

クラスの中心にいるような女の子に憧れたときは、「あの子みたいな人になりたいな」とか。自分とは違った視点で何かを見てみたくて、そういうことをお仕事にしている女優さんはすごくかっこいいなと子どもながらに思っていました。

――それが「仕事」となると、理想と現実のギャップは感じませんでしたか?

最初の映画が、『幼な子われらに生まれ』という三島有紀子監督の作品でした。お芝居をどうしたらいいのかもよく分からなくて現場に入っていた私に、三島監督が「お芝居をしようとしなくていいんだよ。相手からもらったものに対して、沙良が役を通して思ったことや感じたことを相手に投げればいいだけだから」とアドバイスしてくださったんです。それが今でも心に残っています。

○■佐々木すみ江さんの情熱に感銘

――本作では、佐々木すみ江さんとも共演シーンが数多くありました。残念ながら昨年2月に亡くなられましたが、思い出に残っていることはありますか?
そうですね……佐々木さんはお芝居に対する姿勢がすごく印象に残っています。
ご一緒させていただいたシーンでは監督と佐々木さんと話し合いながら進めていく流れで、そういう中でお芝居に対する情熱がすごくすてきだなと思って。

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