くらし情報『独DHLが研究目的でのドローン配達を開始、12km区間を無人操縦』

2014年9月29日 09:59

独DHLが研究目的でのドローン配達を開始、12km区間を無人操縦

独DHLが研究目的でのドローン配達を開始、12km区間を無人操縦
国際輸送大手の独DHLはこのほど、ドローン(無人航空機)を利用した配達の運用を限定的に開始すると発表した。同社は区間を限定し、リサーチとして研究機関らと協力して規制対策をとった。欧州では初の「認可された"パーセルコプター(percelcopter)"による自律操業」としている。

同社は2013年12月に「パーセルコプター・プロジェクト」を開始しており、今回はこれを拡大するもの。具体的には、北海のユイスト島で研究を目的にパーセルコプターのプロジェクトを行い、区間はユイスト島と北部ノルトダイヒを結ぶ約12km。

プロジェクトは、アーヘン大学のInstitute of Flight System Dynamics、それに独Microdronesと共同で展開するもので、ドイツ連邦交通・デジタルインフラ省がこのプロジェクトだけのために設定した区域を利用する。管轄となるニーダーザクセン州経済・労働・交通省の承認プロセスを経ているとのこと。

フライトは高度50mの上空を移動し、速度は最大毎秒18mを実現可能だという。
天候にもよるが、12km区間の所要時間は約30分。完全に自動化されており、フライトのすべてのフェーズで操縦士の関与を必要としないという。

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