誤用しやすい言葉「煮詰まる」はどう使ってる?
○Q.「煮詰まる」という言葉を使っていますか?
よく使っている 2.4%
使っている 12.4%
あまり使っていない 50.6%
使っていない 34.6%
■使っている人の意見
よく使っている
・「ある事柄がもうすぐ終わるときに使う」(24歳男性/医薬品・化粧品/技術職)
・「物事の検討が進んでいる状態」(48歳男性/自動車関連/事務系専門職)
・「会議で終了間際に。議論が煮詰まった」(46歳男性/アパレル・繊維/事務系専門職)
・「にっちもさっちも行かないとき」(30歳女性/学校・教育関連/技術職)
使っている
・「案件内容がまとまってきた際に使う」(28歳女性/アパレル・繊維/事務系専門職)
・「議論が煮詰まる、という表現をよくします」(26歳男性/自動車関連/技術職)
・「わからないことがあって、自分で調べてもどうしようもなくて困っているとき」(29歳女性/情報・IT/技術職)
・「仕事の進め方が分からなくなったときなどに『煮詰まったー』と困っているアピールをするとき」(30歳女性/機会・精密機器/事務系専門職)
■意味は?
「煮詰まる」という言葉の意味は、「煮えて水分がなくなること」。煮物料理を作るときに使われるのが、この意味です。ビジネスでよく使われるのが、「検討が十分にされた状態であること」を示す意味。
そろそろ結論が出る状態のことを言います。
近年増えているのが「物事が進展しない」という意味の、「行き詰まる」と同様の意味で使われる方法です。「良い考えが出なくて煮詰まった」といった言い方を耳にすることも多いですが、本来は間違った使い方です。
仕事の進捗(しんちょく)状況を計るために、「煮詰まる」は便利な言葉です。しかし、間違った意味のまま使い続けている方も少なくないようです。「煮詰まる」と「行き詰まる」を同様の意味で捉えている方は多く、相手にも問題なく伝わることも多いよう。しかし、ここで一度、きちんとした意味を頭の中に入れることで、より円滑なコミュニケーションが可能になることでしょう。
調査時期: 2013年12月11日~2013年12月13日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性230名 女性270名
調査方法: インターネットログイン式アンケート