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「スターバックス」に質問--今更ですがカフェラテとカプチーノの違いって?

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「スターバックス」に質問--今更ですがカフェラテとカプチーノの違いって?
日本で唯一のスターバックス空白県だった鳥取への出店が決まったり、「アメリカコーヒー界のアップル」と称されるブルーボトル・コーヒーの日本進出が今秋に迫っていたり。そんな旬なネタにワクワクそわそわしているコーヒーラヴァーたちに今一度聞きたい。

「カフェラテとカプチーノの違いって何ですか? 」

基本中の基本だが、しっかりと語れる人って意外に少ないのではないだろうか。カフェラテ、カプチーノの細かな定義は企業や店によって異なるのだが、今回はスターバックス コーヒー ジャパンにその定義を聞いてみた。お答えいただいたのは、ビバレッジ部ビバレッジチームの中島史絵さんだ。

○フォームミルクの量の差が重さの違いにつながる

まず大きく異なるのが、フォームミルク、そう、あのふわふわとしたミルクの泡の量が違う。「フォームミルクの量はラテよりカプチーノの方が多くなります」とのこと。それは、つくり方が違うから。


ミルクは、スチームして温めていくのだが、スチーミング完了直後のミルクは細かい気泡が全体に散らばっている。ここから少し時間を置くと、スチームミルクとフォームミルクの層に分かれ、この状態のミルクを使ったものが「スターバックス ラテ」となり、スチーミング直後のミルクを使ったものが「カプチーノ」となる。

「スターバックス ラテとカプチーノのカップを持ち比べてみると、重さの違いがわかるはずです。フォームミルクの多いカプチーノのほうが軽いんですよ」と中島さん。また、「ラテはエスプレッソにスチームミルクを注ぎ、最後にフォームミルクで蓋をするイメージですが、カプチーノは一気にミルクを注ぎ入れるので最初の一口目からコーヒーの味わいが感じられるのも大きな違いとなりますね」とのことだ。

見た目はほとんど変わらないが、味わい、さらには重さまで違うとは。また、「カフェミスト」もコーヒーにミルクがのった同じようなルックスである。こちらは一体どんなドリンクなのだろうか。


スターバックスの「カフェミスト」は、エスプレッソがベースのラテやカプチーノとは異なり、ドリップコーヒーを使っている。カップの半分量までコーヒーを注ぎ、もう半分をスチームミルクで満たし、最後はフォームミルクでふんわりと仕上げているのだ。エスプレッソには濃縮されたコーヒー感があるが、こちらは香り高いドリップコーヒーの上品な味わいはもちろんのこと、時により種類が異なるコーヒー豆の個性とふわふわミルクのマリアージュが楽しめるドリンクとなっている。見た目は似ていても、味わいは全く異なるカフェラテ、カプチーノ、カフェミスト。飲み比べた後に、気分や体調によって使い分けてみてはいかがだろうか。

撮影: キミヒロ

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