くらし情報『「だいち2号」が捉えた御嶽山噴火前後の写真公開 - 長さ210m・幅70mの窪み』

2014年9月30日 13:58

「だいち2号」が捉えた御嶽山噴火前後の写真公開 - 長さ210m・幅70mの窪み

「だいち2号」が捉えた御嶽山噴火前後の写真公開 - 長さ210m・幅70mの窪み
9月27日11時53分頃、長野と岐阜の県境にある御嶽山で7年ぶりに噴火した。宇宙航空研究開発機構(JAXA)は5月に打ち上げた陸域観測技術衛星2号「だいち2号」(ALOS-2)を通じて噴火により発生した窪みや降灰堆積の様子を捉え、公表している。

○降灰堆積の様子も推察

観測はJAXAと防災関連機関との間の災害に関する衛星情報提供協力の枠組みにより、火山噴火予知連絡会(事務局: 気象庁)及び内閣府(防災担当)からの要請によって行い、取得したデータを噴火前後の地形変化や降灰状況の確認などのために提供。JAXAでは引き続き防災関連機関と連携しながら、御嶽山の観測を継続することを計画している。

上記の図では、御嶽山の山頂付近を「だいち2号」に搭載されたLバンド合成開口レーダ(PALSAR-2)で、噴火が発生する前の先月8月18日に観測した画像(右)と、噴火後の9月29日に観測した画像(左)を比較している。

PALSAR-2 はLバンド(1.2GHz帯)という波長が長い電波により観測するため、同レーダにより噴煙を透過して火口の様子を捉えることができる。噴火後の画像では、噴火前にはなかった長さ210m・幅70mほどの窪みがうかがえるが、これは今回新たに形成された噴出口(火孔)

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