くらし情報『あの大洪水からの復興、カシオのタイ工場を訪れた - 時計に加えて電卓・電子辞書のマルチ生産へ歩みを進め、世界の拠点へ』

2014年10月1日 09:52

あの大洪水からの復興、カシオのタイ工場を訪れた - 時計に加えて電卓・電子辞書のマルチ生産へ歩みを進め、世界の拠点へ

あの大洪水からの復興、カシオのタイ工場を訪れた - 時計に加えて電卓・電子辞書のマルチ生産へ歩みを進め、世界の拠点へ
●2011年の大洪水から復興を果たしたカシオタイの新工場
カシオ計算機の生産拠点および生産会社であるカシオタイにて、2014年の7月、新設された第三工場の開所式が執り行われた。カシオタイは時計だけの生産拠点だったが、2014年6月に電卓の生産を開始しており、同年10月からは電子辞書も手がけるようになる。

タイといえば、2011年に同国を襲った大洪水が記憶に新しい。カシオタイの工場(タイのナワナコン工業団地)も大きな被害を受け、同じ場所での再建を断念した。しかし、翌年の2012年3月には、タイのナコンラチャシマ県(通称はコラート)で新工場を稼働させ、生産を再開。タイの首都であるバンコクからはかなり遠くなったが、約1年半で前工場の生産量に回復させた。

ちなみに、ナワナコン工業団地の旧工場はバンコクの中心部から約45km、コラートの新工場は約300km(車で約4時間)の距離だ。旧工場の海抜は4m、新工場は海抜200mの土地なので、新工場が洪水に見舞われる可能性は皆無といってよいだろう。


コラートのカシオタイ工場は、約14万5,600平方メートルという広大な敷地面積を誇る。第一工場は時計のケースやバンドといった樹脂成形部品および電子部品の基板実装がメインで、第二工場でG-SHOCKなどの時計を組み立てているが、新設の第三工場ではまず電卓と電子辞書の生産を行う。

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