2014年10月1日 12:12
冷えの準備もしだす秋に注意したい「気象病」とは - 天気と体調の関係
天気が雨だと憂鬱(ゆううつ)な気分になることがありますよね。「足元がぬれて靴下までぬれてしまう」「髪の毛のまとまりが悪くなる」など、雨天時は気を遣うことが多く見られるようになります。
○天気と体調の深い関わり
さらに体調に変化を感じる方もいるのではないでしょうか? 「古傷が痛むと雨が降る」と言われ、雨が降ると頭痛を訴える人が多くなる傾向もあるなど、天気と体調には昔から深い関係があります。長野県では「女がさわげば天気が悪い」と言われている地域もあるそうで、特に女性が天気に敏感に反応すると考えられてきたようです。
では、なぜ雨だと体に不調が起こるのでしょうか? まず、雨が降る時には、低気圧の通過などで気圧が下がります。この気圧低下によって体内の水分循環が悪くなり、体がむくみ、古傷などの痛みを引き起こします。さらに脳の血管が膨張して神経を刺激し、頭痛の原因にもなっていると考えられます。これら気圧や気候の変化によって起こる不調のことを「気象病」と言います。
○日に日に気温が下がる秋は要注意
秋は晴れたり、数日おきに雨が降ったりと、天気の変化が大きい季節です。これは暑い夏と寒い冬の変わり目で、低気圧や移動性高気圧が日本付近を通るためです。