2014年10月2日 10:40
キャリアななめ斬り! (27) 男性の「格付け」はどのような状況で起こるのか
フジテレビのドラマ『ファーストクラス』の続編が10月15日からスタートする。"マウンティング"=女同士の"格付け地獄"という煽り文句…怖い怖い。
ところで、もともとの"マウンティング"の意味は哺乳類の雄などのオスが交尾のときにとる背乗りする行為のこと。その行為から転じて、日常生活において「自分の立場が相手よりも上と示す態度」として使われることになった。
ドラマでは主演の沢尻エリカをめぐり女性同士のマウンティングが繰り返されるが、男性の方はどうだろうか?
○男性同士にこそ、格付けは存在してきた
もちろん男性同士にも「格付け」は存在する。むしろ、「歴史=男たちの格付けの歴史」と言っても過言ではない。(決して女性を差別する意図ではなく、過去の歴史においては男性が中心だったという意味で)
例えば、戦国時代。農民の出身ながら織田信長に仕え、才覚を現し、みるみるうちに天下人になった豊臣秀吉だが、織田家譜代の家臣らの視点からみればどれだけ「マウンティング」された感があったことか。
いままで「サル」と呼び捨てにしていた秀吉にひれ伏せざるを得なかった柴田勝家などは、後に秀吉と賤ヶ岳の戦いで争い滅びる。