愛あるセレクトをしたいママのみかた

訪日旅行のプロフェッショナルJTBが選んだシンクライアント。世界中からセキュアアクセスを可能に。

マイナビニュース
訪日旅行のプロフェッショナルJTBが選んだシンクライアント。世界中からセキュアアクセスを可能に。
●シンクライアントを導入するキッカケとは何か
データ活用は企業のビジネスを加速する上で必要不可欠な存在になりつつあるが、一方で情報漏えいのリスクも考慮する必要がある。こうしたデータ活用とセキュアな環境を低価格で両立できるのが、都市銀行や官公庁、市役所などへの導入実績も持つ、サスライトのシンクライアントソリューション「SASTIK III Thin-Client Layer」だ。ここでは、ワールドワイドでビジネスを展開するJTBグローバルマーケティング&トラベルの導入事例を通じて、その特徴やメリットなどを見ていきたい。

○ローカル接続限定の社内システムで業務効率が低下

JTBグローバルマーケティング&トラベルは、100年以上もの歴史を持つJTBグループにおいて、訪日旅行(インバウンド)関連のビジネスを展開する企業だ。
同社では情報漏えいのリスクを可能な限り抑えるため、社外に対する各種データの持ち出しはもちろん、外部から社内システムへのアクセスを一切禁止し、ローカル接続限定の環境を構築していた。

この環境は確かにセキュアではあるのだが、一方で現場レベルの負担が目立つようになっていた。特に、外回りがメインの営業や企画担当者にとって、外出先から事務作業が行えないのはつらいところだ。ちょっとした事務作業でも帰社してから行う必要があるため、その分だけ顧客を訪問する時間が減ってしまう。


FIT事業部 IT企画課の今野大輔氏は「弊社では社員が世界各国を訪れる機会も多いのですが、夜の便で空港へ着いても直接帰宅することができず、簡単な申請業務や事務作業を行うためだけに会社へ寄る、といったケースも少なくありませんでした」と、さらなる現場の苦悩を語る。

また、社外からのアクセス規制は各種報告を受ける管理監督者にとっても重要な課題だった。管理監督者が海外出張へ出た場合、部下からの休暇届や残業報告の処理が一切止まってしまうのだ。
確かに、情報漏えいのリスク低減は企業にとって最優先すべき項目ではあるのだが、営業機会の損失に加えて事務処理の停滞は、ビジネスを展開する上でも大きな足かせとなっていた。

○東日本大震災の影響で社内システムの見直しを決意

こうした状況下において、さらなるトラブルがJTBグローバルマーケティング&トラベルを襲った。世界各国の企業と取引がある同社の特性上、外国人の社員は欠かせない戦力であり、実際にかなりの人数を雇用していた。しかし、2011年に発生した東日本大震災の影響を受け、退職して母国へ帰ってしまう社員が一気に増加。
その結果、営業・企画・あっせんといった各種業務、ツアーに同行する添乗員なども含めてあらゆる業務の負担が増加し、同時に社内の管理作業も追いつかなくなってきたのである。


FIT事業部 IT企画課 担当課長の前田周作氏は「人的リソースの不足はもちろん、東日本大震災の後は交通機関などのインフラがまひしたような状況においても、遠隔地から最低限の企業活動を継続できるような対策が必要という声が上がっていました」と、新たに生まれた課題について語る。

こうした課題を解決するべく、同社では業務効率化と災害時におけるBCP(Business Continuity Plan:事業継続計画)の両面から、社内システムの見直しを検討し始めたのである。

○『訪日旅行のプロフェッショナルJTBが選んだシンクライアントとは?

本稿で紹介している、SASTIK III Thin-Client Layerについて少しでも気になった点がございましたら
下記お問い合わせ先をご確認の上、お問い合わせください。
お問い合わせ先は⇒こちら

●グローバル企業ならではのコンプライアンス問題もクリア、そのセキュアな仕組みとは!?
○低価格かつシンプル操作でセキュアなリモートアクセスを実現! 簡単かつ低価格でセキュアなアクセスを実現

JTBグローバルマーケティング&トラベルでは、社外から社内システムへセキュアにアクセスできるソリューションを探し始めた。その際に重要視したのは、まず現在の課題解決に向けた要求が満たせていると同時に、価格面で大きな負担にならないこと。そしてもうひとつ、営業担当者は全員がIT関連の知識を有しているわけではないため、できるだけ簡単なものであることが求められた。
候補としてはSaaS型のリモートデスクトップソリューションなどもあったが、長期的に見ると価格面で折り合いがつかなかったそうだ。そんな中で注目したのが、サスライトのシンクライアントソリューション「SASTIK III Thin-Client Layer」である。


選定理由について、今野氏は「弊社が抱えていた課題解決に十分な機能を備えているほか、既存のPCにUSBキーを挿すだけでシンクライアント化できる手軽さ、ユーザー側で特別な操作が要らない簡単設計もポイントでした。これだけの機能を有していながら、比較製品の中で1番リーズナブルなのですから非の打ちどころがありません」と語る。

SASTIK III Thin-Client Layerは、社内で現在使用しているPCにUSBキーを挿すだけで、仮想的にシンクライアント環境を構築することが可能だ。サーバー上のデータを使用する際は、一時的に端末内へ作成した「シンクライアントレイヤー」という暗号化領域で作業を行い、使用後はシンクライアントレイヤーごと消去する。これにより端末へデータを残すことなく、セキュアかつ簡単にシンクライアント化が図れるのである。仮にUSBキーを紛失した場合、USB内部に情報を保存していないためアクセスを不許可にするだけで済み、サーバーでアクセスログが確認出来るのも安心だ。また、端末ほど高価でないためコスト的なダメージが最小限に抑えられるのもメリットだ。

○シンクライアント化でコンプライアンスもクリア

同社ではSASTIK III Thin-Client Layerについて、2012年末からテスト導入を開始。
サーバーを仮構築し、実際の導入と同じような環境でトレーニングや使い勝手のチェックなど各種検証を行った。このテスト導入には、各部署から選出した代表者約20名が参加したという。

実務レベルでも問題がないことを確認した上で、2013年末にSASTIK III Thin-Client Layerの正式導入を決定。前田氏は「導入に際しては、JTBグループおよび弊社のコンプライアンスに違反しないかを念入りに確認しました。海外では日本と比べて盗難被害が多いのですが、万が一端末が盗まれた場合、もっとも気にしなければならないのがお客さまの個人情報や顧客リストなどのデータです。

日頃から持ち歩く端末にデータが残るとコンプライアンスの観点から承認できないため、SASTIK III Thin-Client Layerの仕様を説明して無事に承認が得られました」と語る。
そのほか、外出先から社内へアクセスできる点について、営業や企画からは大いに評価されていた一方で、いざ稟議(りんぎ)を通す際に、総務から夜間や休日などの勤務管理をどうするのか、といった指摘が出てきたそうだ。

そこで同社は従業員数約400名に対し、100本のUSBキーを導入。
まずは各部署の管理監督者へ配布し、彼らが承認した社員に限定して配布するという方法を採用した。実際の使い方としては、各種資料を保存しているファイルサーバー、社外秘の旅行関連情報「タリフ」や勤怠管理・申請書類・エージェント向けのB2B販売システムを含むイントラサイト、一部の社内システムに対して社外からアクセスすることが可能。
これにより、従来と比べて飛躍的に業務効率が向上したという。ユーザーの使い勝手に関しては、導入時に数件の問い合わせがあった程度で、喜びの声が大半を占めていたそうだ。

最後に今野氏は「基本的に“使いやすさ”と“安全性”は相反するものだと思っていますが、そうした意味でSASTIK III Thin-Client Layerは求められるポイントを押さえ、なおかつ使いやすいという非常にバランスの取れた製品ですね。
現場担当者にとっては、なによりセキュリティー面を意識せずに使えるのが魅力でしょう。『これをやってください』と注意喚起しても忘れる人は必ず出てきますが、それが必要のない状況を作り出してくれるのはIT管理者としてもうれしい限りです」と、満足そうな表情でSASTIK III Thin-Client Layerの魅力を語ってくれた。

○『訪日旅行のプロフェッショナルJTBが選んだシンクライアントとは?

本稿で紹介している、SASTIK III Thin-Client Layerについて少しでも気になった点がございましたら
下記お問い合わせ先をご確認の上、お問い合わせください。

お問い合わせ先は⇒こちら

提供:

マイナビニュース

この記事のキーワード