2014年10月6日 15:12
IBM、x86サーバを上回るPOWERサーバ「Power S824L」
米IBMは現地時間の10月3日、x86サーバよりも約20%優れた価格性能比を持つPOWERサーバ「Power S824L」を発表した。
新サーバは、大量の構造化/非構造化データを超高速処理するために設計、開発されたプロセッサー「POWER8」を搭載。さらに、IBMの技術と2013年末に法人化したOpenPOWER FoundationメンバーであるNVIDIAの「GPUアクセラレーター」を組み合わせることで、金融機関のより正確なリスク分析や、エネルギー企業のより的確な石油埋蔵量の調査、研究医のより迅速な病気治療方法の特定などを可能にする。
同GPUアクセラレーターは、数百万のデータ計算を平行処理する能力を備えており、アプリケーションの処理速度を大幅に高められるように設計されている。IBM POWERアーキテクチャに基づくOpenPOWERスタックで構築されたIBM Power S824Lは、GPUアクセラレーターによる高い計算処理能力を活用することで、より高速かつ効率的に「POWER8」プロセッサーで大量データを処理できるという。
IBMでは、「IBM Power Systems」