インテル、富山の秋の味覚に混じって"Core M"紹介 - 今後も徳島/熊本で出展
KNB 秋の大収穫際は、地元放送局の北日本放送(KNB)が主催、共催が富山県JAグループという、読んで字の如く正に"収穫祭"だ。会場となった富山テクノホール内には、地元の特産品や名産品がところせましと並び、野菜の物販や地元グルメの飲食ブースなども揃え来場者を楽しませていた。
そんな収穫祭にインテルが乗り込み、まったく毛色の異なる完全にデジタルなブースを展開していたのだ。展示の目玉は今年末に市場投入を予定するBroadwell-YことCore Mプロセッサや、RealSense技術を用いた次世代ユーザーインタフェース、子会社となったマカフィーの個人向けセキュリティソリューションなど。
ここまでの状況だけ見るとアウェー感が満載で心配になるが、当日のインテルブースは思った以上に来場者の興味を引いていた。
RealSense技術のデモンストレーションは特に子供や年配の方達に人気で、ジェスチャーのみでパソコンを操作できる新たなUIに、キーボードやマウスとは違う直感的な使いやすさや、単純なホビー用途での楽しさがダイレクトに伝わったようで、人だかりが途絶えないといった状態だった。
今回のインテルの試みは、同社がマカフィーと共同で実施しているこちらの「2014年秋のパソコン前線」の一環で、既に9月末に秋田県で同様の出展を終えており、今回の富山県、ついで10月中に徳島県、熊本県と4県を渡り歩いて実施していく。日本各地に出向くこういった試みは、同社では従来も毎年のように企画していたが、例えば大阪や福岡、札幌だったりと大都市圏が中心で、イベント会場もビジネスマンが多い現地のターミナル駅だったりというものだった。
同社の広報担当者によれば、試みの基本的な趣旨については、未だ多く残るいわゆる"Windows XPからの乗り換え"に、最新パソコンの利点に直接触れて欲しいという部分では、これまでと変わらないそうだ。ここからさらに、大都市圏のビジネスに近いユーザーだけでなく、よりローカルに、日本全国の幅広い層の消費者に対してアプローチしたいという思いがあったのだという。日本中の世帯にパソコンがこれだけ普及し、誰もが当たり前のようにパソコンを利用する時代になったが、一方で、近所の大型量販店で日常的に最新パソコンが目に留まるような環境は、当たり前のものではない。そこでアプローチの場として選ばれたのが、今回のような、よりローカルなイベントへの参加。実際、同社ブースに立ち寄って「今のパソコンってこんなことになっているのか」と話す人がいるなど、これまでの試みとはやや異なる新鮮な興味を引くことに成功しているようだった。
同社では引き続きマカフィーと共同で、10/12(日)~13(月)に徳島県で「2014 四国放送まつり」に、10/18(土)~19(日)に熊本県で「KAB 元気フェスタ 2014」に参加、ブース出展を計画している。展示内容は今回の富山のものと同様になる予定だ。会場の詳細など今後のイベントの概要は、こちらの同社サイトで確認できるので、足を運ぶ際には参考にしていただきたい。