2014年10月7日 07:30
IoTの進展でMBaaSのニーズが急増中! - Kii石塚氏にその理由を聞く
こういった点から、IoTとMBaaSの親和性はとても高いことが理解できる。
○IoTとMBaaSにある強い親和性
MBaaSは、ユーザー管理やプッシュ通知、データ管理、位置情報などのモバイル開発に不可欠なバックエンドサービスをクラウドで提供するものだ。IoTとMBaaSは、どんな点で“似ている”あるいは“相性がいい”と言えるのだろうか。石塚氏はまず、「つなぐ」という行為の類似性を指摘する。
「スマートデバイスを利用するときは、まずアクティベートします。アクティベートによって、ユーザーとデバイスをクラウド上の管理システム上で紐づけ、ユーザーに合ったサービスを提供できるようにしています。バックエンド側からこの手続きを見ると、IoTとMBaaSはほとんど同じ処理になるのです」
MBaaSが提供するユーザー管理の処理は、IoTでのデバイス管理とほぼ同じということは、これまでのモバイルアプリ開発で培ったノウハウなどはそっくり生かすことができるということになる。さらに石塚氏は、データ管理にも親和性があるという。
「MBaaSのデータ管理では、ユーザーのプライベートな領域にデータを安全に格納できるような工夫がされています。