パイオニア、回せる「スマートコマンダー」で操作性が向上したカーナビ
○回す操作が可能なスティック型コントローラー
新モデルの特徴は、「スマートコマンダー」と呼ばれるコントローラーを採用したこと。スマートコマンダーは、スティック型のコントローラーの「傾ける」「押す」という操作に加え「回す」というアクションを可能にしたものだ。ナビ側のメニューもこれに対応し、回転操作で項目の選択などを行えるようになっている。また、AV機能のボリューム操作、曲送り、曲戻しなどにも回転操作が対応している。
スマートコマンダーはAVIC-RL09、AVIC-RW09、AVIC-RZ09の3モデルに同梱。また、AVIC-RW03、AVIC-RZ07、AVIC-RZ06、AVIC-RZ05、AVIC-RZ03は、別売のスマートコマンダー「CD-SC01」(希望小売価格7,000円、税別)に対応している。
○AVナビも大画面化の流れ - 8V型液晶を採用するワイドモデルを投入
8V型液晶モニターを搭載するAVIC-RW09は、車種ごとに設計された専用取付金具を使用することで、通常よりも大きな画面サイズを使用できるようにしたモデル。対応車種は、同社のWebサイトの「カロッツエリア車種別JUST FIT」のページで確認できる。まだ、すべての車種で使用できるわけではないが、同社では、ナビは大画面化の流れにあり、今後とも対応車種を増やしていくとしている。
○スマートループ渋滞情報を強化、音場補正が可能なDSPを搭載
AVIC-MRZ02II以外の8機種は、「スマートループ渋滞情報」に対応。携帯電話やスマートフォン、通信モジュールなどを使用することで、リアルタイムの渋滞情報を取得することができる。また、新たに駐車場の出口を使用したルート探索も可能となり、大規模な施設に向かう際などの利便性がアップした。
なお、AVIC-MRZ02II以外の8機種は、PCとSDメモリーカードを使用することで、3年間無償で地図データの更新が可能なマップチャージが付属している。さらに、AVIC-RZ07以上のモデルは、オプションのデータ通信専用モジュール「ND-DC2」(希望小売価格25,000円・税別)を使用することで、車内から地図と地点情報を3年間無償で更新できる。ND-DC2自体は、AVIC-RZ06・AVIC-RZ05・AVIC-RW03・AVIC-RZ03でも使用できるが、その場合はデータ通信専用となり、地図の更新には使用できない。
音質面では、新開発のDSPを採用することで、音場設定を最適化する「タイムアライメント」機能や、13バンドのグラフィックイコライザーを使用できるようになった(AVIC-MRZ02IIを除く)。