東京都内最長の商店街「戸越銀座商店街」に来たなら思う存分食べ歩きを!
「江戸越し」の地からその名がついたとされる品川区の戸越。その周辺住民がこよなく愛する戸越銀座商店街は全長約1.3キロメートル、都内で最も長い商店街として有名だが、最近ではぶらり散歩が楽しめる街として大変な人気。しかも、ここでは食べ歩きが散歩の流儀なのである。
○毎日がお祭り・縁日のごとし
戸越銀座商店街は物価の安さが評判として鳴り響き、昔から遠く川崎、横浜などからも買い物客がやって来ていたと言われる。最近では各メディアでも取り上げられ、老若男女がぶらり買い歩きを楽しむ街として大変な賑(にぎ)わいを見せている。休日の午後ともなれば、通りはラッシュアワーのような人群れができるほどだ。
歩いて楽しい!!というのが一番の人気の理由だろう。多くの商店が通りに面した店先に販売台を設けて、あるいは気軽なオープンエアのテーブル席を設けて、通行人に気さくに声をかけてくる。
街全体がさながらお祭りか縁日のごとし。ウキウキ感いっぱいなのだ。
店先から漂ううまそうな匂いに誘われて、ついつい下町らしい食べ物に手が出てしまう。焼き鳥、コロッケ、焼きそば、唐揚げ、鯛焼き、和菓子、おだんご、米パン……テイクアウトがこの商店街の流儀、お祭り気分で食べ歩きが最高に楽しい。