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CEATEC JAPAN 2014 - 萌える? メガネ型デバイスを集めてみた

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CEATEC JAPAN 2014 - 萌える? メガネ型デバイスを集めてみた
CEATEC JAPAN 2014では、ウェアラブルデバイスが多く展示されていた。その中でもメガネ型デバイスに関しては、技術デモから製品まで幅広い。それらをまとめて紹介しよう。

展示のメガネ型デバイスで唯一発売中なのが、エプソンのスマートグラス「MOVERIO」だ。同社のスマートグラス製品はすでに第2世代となっており、エプソンブースではMOVERIOが大々的に扱われていた。

MOVERIOはAndroid端末の表示装置として提供されているので、アプリによってさまざまな使い方を提供できる。ブースでは表示装置としてだけでなく、ステージスクリーンの一部を見ると画像が浮き上がる仮想現実の仕掛けも用意されていた。MOVERIOは一般的なメガネの上からかけることや(メガネ オン メガネ)、度付レンズの利用も想定されているので、普段からメガネを使っている人でもまずまず扱いやすい。


東芝は製品化を前提とした「東芝グラス」をデモ。こちらはコンセプトデモの段階だが、山本光学「SWANS」ブランドとの共同開発によって、3種類のサンプルが展示されていた。

サンプルは右側のフレームにプロジェクションユニットが搭載されており、これをレンズのハーフミラーに投影する仕組みとなっている。左右にユニットを搭載すれば、立体映像にも対応可能だという。ただし、ミラー投影の関係で現在はメガネに度付レンズを入れることができない「伊達メガネ」形状となる。

ミツミは同社が製造するMEMSミラーを使い、ベンチャー企業のQDレーザーと開発した網膜走査型ディスプレイを展示していた。ミツミのMEMSミラーは小型のレーザープロジェクター用で発売されており、720p相当の映像を投影できる。

レーザー光は外部から供給するものの、MEMSミラーをメガネ内に組み込んだものを、実際に利用できるかたちでデモしていた。
他社の機器とは異なり、画像を直接網膜に投影するため、視力に関係なくクリアに投影できるというメリットがある。

と、ここまでは映像を投影する機能が付いているデバイスだが、入力デバイスとしてALPSが参考展示していたものを紹介しておきたい。

1つはJINSと提携して作成したJINS MEME(ジンズ・ミーム)で、眼電位センシングセンサー、6軸センサー(3軸の加速度・ジャイロセンサー)が取り付けられている。まばたきや眼の動き、動作を把握し、BluetoothでスマートフォンやPCに転送。本人が気付かない疲れや、動作をはじめとした活動量を計測できる。

もう1つがALPSのセンサー類を活用した、「マルチセンサーネットワークモジュール」の技術デモだ。小型基板に6軸センサー(3軸の加速度・ジャイロセンサー)、光、温湿度、気圧センサーとBluetooth Smartのモジュールを組み合わせ、メガネに付けることでライフログ計測を行う。

残念ながら市販化の計画はないようだが、センサーモジュールが販売されれば、日ごろ使っているメガネに取り付けることも可能だろう。

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