2014年10月12日 08:00
列車ダイヤを楽しもう (14) 東海道新幹線、開業時のダイヤはまるでローカル線!?
10月1日に東海道新幹線が開業50周年を迎えた。さまざまなメディアが記念の記事を掲載している中で、当連載としてはやはり開業当時のダイヤを紹介したい。JTB時刻表の2014年10月号が新幹線開業時の時刻表を掲載しているとのこと。これをもとにダイヤグラムを作成してみた。
時刻表を購入して新幹線開業ダイヤを探してみたものの、すぐには見つからなかった。付録の冊子にもなっていないし、巻頭カラーページにもない。JTB時刻表はときどき私鉄の時刻表をどーんと紹介してくれるから、目立つように載っているはずだけど……あ、あった。なんと、黄色い特集ページの見開き2ページ分で載っていた。
列車の運行本数が少なかったから、「どーん」とはならなかったらしい。
早速、列車ダイヤ描画ソフト「OuDia」に時刻入力。運行本数が少ないと手間が少なくてありがたい。しかも、当時の新幹線はパターンダイヤだ。東京駅または新大阪駅発の毎時ちょうどが「ひかり」、毎時30分が「こだま」の発車時刻となっていた。「Oudia」は列車単位のコピー&ペーストができるから、それぞれ1本ずつ入力して、あとは運行本数の分だけコピペ。始発駅の時刻を変更すると、他の駅の時刻も連動して書き換わる。