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一眼レフ初心者が猫撮影に挑む! (11) マクロレンズを使って猫を接写する

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一眼レフ初心者が猫撮影に挑む! (11) マクロレンズを使って猫を接写する
今回のテーマは「マクロレンズ」です。

猫飼いのみなさん、大切な愛猫と一緒に暮らしていると、猫とのイチャイチャタイムが必ずあるかと思います。猫さんの性格によって頻度は驚くほど異なるでしょうが、イチャイチャタイム突入時の猫は本当によく甘えてきてくれます。

そんな時、間近で見る猫はまた違った可愛さがあるでしょう。ふわっと香る猫の良い匂い、スースーと聞こえてくる可愛い鼻息、小さな宝石をたくさん閉じ込めたかのようなきれいなお目目、ぷにぷにのお肉がたっぷりとついた柔らかなお口、絶妙なさわり心地のピンクの肉球…。

これ、是非写真として大切に保管しておきたくならないでしょうか?(笑)。そんな時、私はマクロレンズを使用しています。

○マクロレンズとは

マクロレンズとは、小さな被写体を大きく写せるレンズのこと。
お花の撮影などでよく使われますね。

マクロレンズを選ぶ際は、最大撮影倍率と焦点距離をよく見て選びましょう。

○最大撮影倍率とは

最大撮影倍率とは、被写体をどれだけ大きく写せるか、「撮像素子上に写るサイズ:被写体の実物のサイズ」として表したもののことです。

「1:1」ならば等倍で、1:2ならば0.5倍で写すことができ、一般的に0.5倍以上のものをマクロレンズと呼びます。(ただ、1:2だと思ったより大きく写せなかったりするので可能であれば1:1に近いもののほうがよいでしょう)。

○焦点距離にも注意

連載第8回「背景をボカしてオシャレな猫写真を撮る!!」でも紹介しましたが、今一度焦点距離について見てみましょう。

レンズスペックに「○mm」という数字が書いてあるかと思います。その数字が焦点距離を表しています。
焦点距離とは、レンズから撮像素子までの距離のこと。ここでのポイントは下記の2点です。

・焦点距離が短い(=数字が小さい)ほど広い範囲(=広角)を撮影できる=被写界深度は深くなる
・焦点距離が長い(=数字が大さい)ほど狭い範囲(=望遠)を撮影できる=被写界深度は浅くなる

焦点距離が短いものは、最短撮影距離が短くなりますので、テーブルフォト向きです。焦点距離が長いものは、最短撮影距離が長くなるので、遠くの被写体を撮影する場合に向いています。マクロレンズを選ぶ際の参考にしてみてください。○マクロレンズを使って猫を接写するとすごいことになる

さて、マクロレンズを使用する際、私が注意しているのは、次の3点です。

・「近寄りすぎて何の写真かわからなくなる」という事態を極力避ける
・マニュアルフォーカスを使うとピントがきれいに合う
・三脚を使うと便利

実際に近寄ってみましょう。まずはこの距離から。


こんなに近くまで寄ることができました。これ以上近寄ると、被写体が何なのかわからなくなるので、ココでストップです。

○弟猫も撮影してみた

また、マクロレンズを使って撮影をする際は、マニュアルフォーカスを使うとピントがきれいに合います。マクロレンズを使うとどーーーしてもピントが甘くなります。

また、可能であれば三脚を使うとよりきれいな写真が撮れます。自分が呼吸をする時の振動ですら、マクロ撮影の場合はブレの原因になります。もし可能なら使用すると良いでしょう。

今回はマニュアルフォーカスだけを使って撮影しました。
ローレベルでの撮影なので、床にカメラを置いた状態での撮影です(三脚は当然使えない)。

毛の一本一本もきれいに撮影できるマクロレンズ。是非使ってみてはいかがでしょうか。

○肉球も撮ろう

そしてオマケ。マクロレンズで撮影した肉球写真です。

とても良い匂いがします。

○今日のまとめ

(1)一般的に最大撮影倍率が0.5倍以上のものをマクロレンズと呼ぶ
(2)焦点距離が短いレンズはテーブルフォト向き
(3)撮影の際は被写体に近寄りすぎないこと
(4)ピントが合わない場合はマニュアルフォーカスを使う

○次回予告

次回のテーマは、「使える写真加工ウェブサービス」です。

<作者プロフィール<
うだま
猫好きの人妻アラサー。
猫の漫画や日常の漫画をよく書く。
猫ブログ「ツンギレ猫の日常-Number40」は毎朝7時30分に更新している。
ツイッターでは常に猫への愛を叫び続けている。下ネタツイートは最近控えるようにしている。

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