自分の葬式費用の希望額は、5割が10万円以下 - 「貯金してほしい」など
Q.自分が死んだら、お葬式にどれくらいお金をかけてほしいですか?
1位 10万円未満 48.0%
2位 10万円~30万円未満 17.3%
3位 30万円~50万円未満 12.0%
4位 80万円~100万円未満 8.3%
5位 100万円~300万円未満 7.0%
Q.その選択肢(金額)を選んだ理由を教えてください
■10万円未満
・「弔いたいという気持ちだけで十分…生きている人のためにお金を使ってほしい」(31歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「お金をかける必要はないので、ちゃんと埋葬してもらえるなら安くて構わない」(50歳以上女性/情報・IT/事務系専門職)
・「できるかぎりお金のかからない方法で送ってほしい」(41歳男性/自動車関連/技術職)
・「死後にお金をかけても仕方ないので、残った人のために貯金してほしい」(27歳女性/情報・IT/技術職)
・「お葬式はしなくても良いから、遺族に有意義に使ってほしい」(29歳女性/金融・証券/秘書・アシスタント職)
■10万円~30万円未満
・「普通に最低限の式で良いと感じる」(35歳男性/情報・IT/技術職)
・「あまり多額の費用を要しても意味がないと思うので」(30歳男性/学校・教育関連/事務系専門職)
・「あまりにもケチると他人に迷惑をかけそうだけれど、本当は何もしなくてもいいと思っています」(34歳女性/団体・公益法人・官公庁/技術職)
■30万円~50万円未満
・「普通にすると、そのくらいはかかりそうだから」(31歳女性/食品・飲料/事務系専門職)
・「あまり派手じゃなくてもきっちりしてほしい」(26歳女性/通信/販売職・サービス系)
・「安すぎても高すぎても遺族に気を使わせてしまうと思ったから」(26歳女性/機械・精密機器/事務系専門職)
■80万円~100万円未満
・「あまりかけたくないが、この位はかかってしまうのではないか」(50歳以上男性/電機/技術職)
・「残ったものが納得できる程度に適当に葬ってほしい」(31歳女性/情報・IT/技術職)
・「自分の貯金の範囲内で行ってほしい」(27歳男性/金融・証券/専門職)
■100万円~300万円未満
・「そこそこ豪華には送り出してほしい」(31歳男性/機械・精密機器/技術職)
・「そのくらいが妥当な金額だと思うから」(22歳男性/商社・卸/営業職)
・「普通の葬式だとこれぐらいかかりそうだから」(30歳男性/情報・IT/技術職)
■総評
今回のアンケートでは、5割近くの人が自分の葬式費用を「10万円未満」にしてほしいと回答し、金額が上がるほど回答者が減少する結果となった。「10万円未満」や「10万円~30万円未満」と答えた人の多くは、「できるだけお金をかけないでほしい」「葬式は質素に行ってほしい」「お金は遺族が使ってほしい」との意見で、お金をかけずに質素な葬式にしてほしいと考えている。「30万円~50万円未満」を選択した回答者も、「遺族の負担を減らしたいので」「質素な葬式でよい」などの回答が目立ち、豪華な式は必要ないとの意見だ。
「100万円~300万円未満」を選んだ人では、「そこそこ豪華には送り出してほしい」「豪華にしたい」といった意見がある中で、「おそらく人並みの金額だろうと思うから」「平均がそれくらいだと思うから」との回答も多く混じっており、一般的な金額で良いという考えは、「30万円~50万円未満」や「80万円~100万円未満」の回答者と同じだ。相場の金額が分からないので、相場と思われる選択肢を選んだようだ。
回答全体を見渡しても、質素にしてほしいか、平均的で良いと考えている人が大多数であり、豪華にしてほしいと考えている人は少数派のようだ。
調査時期: 2014年6月26日~6月28日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性137名 女性163名合計300名
調査方法: インターネットログイン式アンケート