2014年10月15日 14:50
3000人が疾走した「ツール・ド・東北 2014」 - 復興願い10年続くイベントへ
河北新報社とヤフーは、9月14日に宮城県三陸沿岸を舞台に自転車イベント「ツール・ド・東北 2014」を開催した。
ツール・ド・東北は、2013年より始まった東日本大震災の復興支援のために開催される自転車イベント。順位やタイムを競わず完走を目指す。2回目となる今年は、全国から2959人が参加した。
コースは、昨年までの南三陸ファンド(170km)、北上ファンド(100km)、女川・雄勝フォンド(60km)のほかに、新たに気仙沼ファンド(220km)が追加された。参加者は、石巻専修大学からスタートし、三陸沿岸沿いを疾走してそれぞれのゴールを目指した。
イベントは、キャロライン・ケネディ駐日米国大使も参加。ケネディ大使は、女川・雄勝フォンド(60km)を完走した。
休憩所では、女川町長・須田善明氏や東北応援大使の佐藤真海氏と挨拶を交わし、地元の特産物である女川汁を舌鼓した。
ゴール後のコメントでは、「食べ物もとっても美味しく、景色も素晴らしかったです。最も感激したのは東北の皆さんの活力です。来年の『ツール・ド・東北』が待ち遠しいです。今度は100kmに挑戦するかもしれません」と多くのおもてなしに感謝した。