DNSを悪用して脆弱性「Shellshock」を攻撃する手法発見 - Full Disclosure
DNSの逆引きの結果として「() { :;}; echo CVE-2014-6271, CVE-201407169, RDNS」といったShellshockを悪用する文字列を返すようにDNSサーバを設定した場合、システムおよびDNSソフトウェアの実装の組み合わせによっては、逆引きを実施したソフトウェアにこの文字列がそのまま返ってくるものがある。逆引きを利用したソフトウェアが、例えばこの文字列をREMOTE_HOSTといった環境変数として設定し、そのあとでexec系のシステムコールが実行された場合、Shellshockを突いてこのコマンドが実行されることになる。
公開されたドキュメントでは、Mac OS XがShellshockの影響を受ける可能性があると指摘している。Red Hat Enterprise Linux、CentOS、FreeBSDといったOSはこうした影響を受けないといった指摘もあるが、今後影響を受けるシステムは増える可能性があり、関連したベンダーやプロジェクトの発表は気にかけておく必要があるだろう。