2014年10月20日 08:00
消費者に安心・安全な商品を! - サンリオのブランドを支えるFileMaker
「サンリオ」と聞くと、文具、雑貨、衣類、ほかにもたくさんのかわいいキャラクターグッズが思い浮かぶ。それもそのはず、株式会社サンリオの商品部が手がける新商品だけでも、年間5,000アイテムにのぼるのだ。たくさんの商品を安全に、スピーディーに提供するために、FileMakerのソリューションが活用されている。
○ペーパーレスと品質管理のために、10年あまり前からFileMakerを導入
紙ベースで管理していた情報を電子化しようと動き出したのは、2002年ごろのことだった。物販事業本部商品部部長の木村文秋氏にその経緯をうかがった。
「そういう話になったのは、2つの理由があります。ひとつは、いつまでも紙ベースではやっていけない、ペーパーレスに移行しようという機運が社内で高まったこと。もうひとつは、消費者保護のための商品の安全性やトレーサビリティが、社会全体で大きな問題となってきたことです」
こうした経緯で、2003年にFileMakerが大規模に導入され、さらに2006年にも規模を拡大。
その後も、機能の拡張やインターフェイスの向上を重ねてきた。2007年からこのソリューションの開発に加わり現在も開発を続けているのが、商品部進行管理課主任の古川雄規氏だ。