「短期」は損気~冷静な判断と中長期の投資が重要~
VIX指数は、米国の代表的な株価指数S&P500指数を対象とするオプション取引の値動きをもとに算出される、株価の先行きの変動率(ボラティリティー)を示唆する指標で、「恐怖指数」とも呼ばれています。一般に、市場の不安心理を反映して同指数が上昇する局面では、株価が軟調となる一方、市場心理の改善/安定を 反映して、同指数が低下/低位横ばいとなる局面では、株価は堅調とされています。
下図①のシャドー部分のように、VIX指数が特に大きく上昇した局面では、不安にかられた投資家が株式の売却を急ぐ状況となり、株価は急落を余儀なくされました。ただし、下図②を見ると、中長期投資の観点からは、そうした局面の多くが良い投資機会だったことが分かります。こうした背景には、パニック的な株式売却後の株価の反動に加え、どのような悪材料でも、時間の経過とともに対応が進んだり、不透明感が薄れるに連れて織り込みが進むこと、さらに、市場の関心が何らかの好材料に徐々に移っていくことなどが考えられます。
(※上記は過去のものであり、将来を約束するものではありません。
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(2014年10月20日 日興アセットマネジメント作成)
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