2014年10月21日 07:46
KDDI、Androidスマホのプライバシー保護機能を強化 - 秋モデルから
KDDIとKDDI研究所は10月20日、スマートフォン向けアプリをより安心・安全に利用できるよう、位置情報や電話帳などの利用者情報へのアプリによるアクセスを制御する「プライバシーデータ設定」機能を提供すると発表した。10月以降に発売するauのAndroidスマートフォンから利用できる。
スマートフォンの普及に伴い、利用者の承諾なく利用者情報を外部に送信するアプリの存在がプライバシー保護の観点から懸念されている。総務省は2012年に「スマートフォンプライバシーイニシアティブ(以下、SPI)」 を公表し、アプリの開発者に対して、情報送信機能を備える場合の適切なアプリ向けプライバシーポリシーの開示および利用者の承諾を得ることを求めている。
KDDI、KDDI研究所は、この問題を改善するため、2012年10月より、au Marketで提供するアプリに対して、SPI提唱項目に準拠したアプリプラポリの開示を必須化し、利用者情報の送信に関する透明性の確保に努めてきた。
今回、両社が提供を開始する機能は、アプリが電話帳などの利用者情報にアクセスした際に、ダイアログボックスにて知らせる機能で、利用者情報のアクセス設定(許可・拒否)