2020年5月11日 12:00
音声コンテンツ“完全リモート”制作の新サービス「あらゆるものづくりのサポートを」
●編集室に集まる“密”を解消
音声コンテンツの制作・編集が“完全リモート”で作業できる新たなパッケージサービス「AIR.」が、11日から提供を開始した。新型コロナウイルスの感染拡大防止で“密”を避けることが求められる中、複数の人数が密閉された編集室に集まる必要がなくなる画期的なシステムだ。
このサービスを開発したサウンドデザイナーの清川進也氏に、リモート取材で話を聞いた――。
○■音にまつわる制作をすべて非対面で
「AIR.」は、CMなどの音の編集、オリジナル楽曲の制作、ナレーションの録音・編集など、「音にまつわるコンテンツ制作をすべて非対面で行う」(清川氏、以下同)というもの。
従来は1つの編集室に集まっていた、ミキサー(編集マン)、ディレクター、ナレーター・演奏家、広告出稿するクライアント、広告代理店の担当者らが、複数のオンラインアプリケーションで連携することによって、それぞれ別の場所にいながら編集作業を進行することができる。
データを送受信してやり取りするため、確認・フィードバックの作業で、同じ編集室で対面するのに比べてタイムラグが生じるものの、「完全に担当者が分断されるので、各セクションの作業は集中してできる」