2014年10月24日 17:49
iPad Air 2のバッテリ容量は減少も効率はアップ - iFixitの分解で判明
iFixitは10月20日(米国時間)、Appleの「iPad Air 2」分解レポートを公開した。フロントガラスとタッチセンサー、そして液晶パネル部分の一体化のほか、バッテリ容量の前モデルからの減少、2GBメモリ搭載など、製品発表時ならびに後の詳報から判明した事実が再確認できている。
詳細は分解レポートの記事と下記のYouTube動画リンクから確認いただくとして、ここではダイジェストでポイントを紹介する。
「iPad Air 2」では前モデルにあたる「iPad Air」と比較して、本体面積はほぼそのままに、厚みが6.9mmから6.1mmと12%ほど薄くなっている。ここからまず予測できるのは、Appleがいうようにガラス面+タッチセンサー+液晶パネルを直接貼り合わせて中間層をなくすことで薄型化を実現したという事実のほかに、「バッテリ容量の削減」という可能性が浮かび上がってくる。
公称バッテリ駆動時間が前モデルと同等のため、この実現のためには省電力化を達成しなければならないが、iPad Air 2の場合は製造プロセスの微細化が前モデルの「A7」に比べてさらに進んだ「A8X」の採用と、前述ディスプレイ技術の向上による輝度の低減で消費電力削減に成功した2点が考えられ、結果としてバッテリ容量を削減してさらに薄型軽量化を目指したのかもしれない。