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iPhoneの音楽再生をG-SHOCKでコントロール - Bluetooth搭載G-SHOCK「GBA-400」が拓く新しい音楽の楽しみ方

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iPhoneの音楽再生をG-SHOCKでコントロール - Bluetooth搭載G-SHOCK「GBA-400」が拓く新しい音楽の楽しみ方
●iPhoneやAndroidスマホとBluetoothでつながるG-SHOCK
カシオ計算機の耐衝撃ウオッチ「G-SHOCK」シリーズには、Bluetoothを搭載してスマートフォンと連携するモデルがある。その1つ、「GBA-400」は、スマートフォンと連携することで音楽の様々な楽しみ方ができるのが特長だ。実際にiPhoneと一緒に使ってみた。

GBA-400はBluetooth SMARTに対応し、スマートフォンとの双方向操作を実現した。スマートフォン向けに用意された専用アプリ「G’MIX App」を使うことで、スマートフォンに保存した音楽の再生や一時停止、音量の調整、周りで流れている楽曲の曲名検索などが行える。

なお、GBA-400とスマートフォンをBluetoothでペアリングするには、基本アプリ「G-SHOCK+」を使う。「G-SHOCK+」アプリには、GBA-400のワールドタイムやアラーム、タイマーを設定する機能もある。「G-SHOCK+」アプリでGBA-400とスマートフォンをペアリングしたのち、音楽アプリ「G’MIX App」を利用する仕組みだ。


音楽アプリ「G’MIX App」と基本アプリ「G-SHOCK+」は、iOS 7以降、Android4.3以降の端末に対応する。どちらのアプリも、App StoreおよびGoogle Playから無料でダウンロード可能だ。実際の動作確認済み端末については、カシオのWebサイトを参照いただきたい。

GBA-400の本体サイズは約縦55×横51.9×厚さ18.3mm、重量は66g、防水性能は20気圧防水だ。アナログフェイスだが液晶表示を備えており、各種の時計機能を表示したり、スマートフォンで再生している音楽の曲名を表示したりできる。GBA-400本体の側面にはロータリースイッチがあり、回すことで、スマートフォンをリモートコントロールして周りで流れている楽曲の曲名検索などが行えるようになっている(詳細は後述)。

●iPhoneの音楽プレーヤーをGBA-400でコントロール
○iPhoneの音楽プレーヤーをGBA-400でコントロール

実際にiPhoneとGBA-400をBluetoothで接続して、連携機能を試してみた。ペアリングには専用アプリ「G-SHOCK+」を使う。
ペアリング中、GBA-400の液晶には「CONNECT」の文字が点滅表示される。ペアリングが完了すると、GBA-400の液晶には「G’MIX」と表示され、スマートフォン側で音楽機能に特化した「G’MIX App」アプリが自動的に起動する。アプリ側とGBA-400側の両方で、現在の状態が分かるのは親切だ。

G’MIX Appは、大きく「音楽プレーヤー」「曲名サーチ」「サウンダー」という3つの機能からなる。音楽プレーヤーは、一見するとスマートフォン向け音楽プレーヤーアプリとほとんど変わらない作りだ。実際、GBA-400なしでも利用できる。

ここで操作説明に従って、GBA-400の左下にあるPLAY/PAUSEボタンを押してみた。すると、iPhone内の音楽ファイルが再生された。
もう1回押すと一時停止になる。再生中、GBA-400の液晶部分には楽曲のタイトルが表示される仕様。なるほど、これは便利だ。

GBA-400の右下にあるFUNCTION SELECTORボタンを押すことで、ロータリースイッチの機能を変更でき、押す度に液晶の表示が液晶の表示が「VOL.」「EQ/SF」「SONG」...といった順で切り替わる。それぞれの表示中、GBA-400のロータリースイッチを回すと、「音量の調整」「イコライザーの切り替え」「曲送り・曲戻し」ができる仕組みだ。

イコライザーでは「Pop」「Rock」「R&B」などのプリセットから選択できるほか、「CUSTOM」画面では指で画面をなぞって自分好みの音質にチューニングすることも可能だ。また、サウンドフィールドでは、コンサート会場にいるようなライブ感を再現することもできる。

これらの機能は普段、どのようなシーンで便利に使えるだろうか。
例えば家庭内で、スマートフォンとスピーカーを有線で接続して音楽を聴いているような場合。少し離れた場所にいても、(まるでリモコンでコンポを操作するように)腕時計で音量の調整や曲送りなどを操作できる。

また、Bluetoothヘッドホン/ヘッドセットを利用している場合も便利だ。ヘッドホン/ヘッドセットの種類によっては、耳元で音量調整や曲送りをできない製品もあるが、GBA-400とスマートフォンを連携させることで解決できる。筆者も手持ちの製品で試してみたが、スマートフォンとGBA-400とBluetoothヘッドセットの間でシームレスに連携でき、快適な使い心地が実感できた。ランニングやサイクリングといったシーンでも、スマートフォン(音楽プレーヤー)+Bluetoothヘッドホン+GBA-400の組み合わせで音楽を快適に楽しめそうだ。

●メロディや鼻歌だけで曲名を検索できる
○この曲、何だっけ?

G’MIX Appに搭載されている曲名サーチ機能は、サードパーティーの「SoundHound」と連携したもの。テレビやラジオ、あるいは街中などで流れている音楽をスマートフォンのマイクで拾うことで、何の曲か調べる(SoundHoundの曲名検索にかける)ことができる。


カフェでお茶をしているときなど、GBA-400とスマートフォンが接続していなくても、GBA-400のロータリースイッチを3クリック回せばよい。すると、スマートフォンで曲名検索を開始し、結果を時計の液晶に知らせてくれる。「メロディは分かるけれど曲名が分からない」ときも、鼻歌で歌って曲名を検索することが可能だ。検索でヒットしたトラックは、iTunes Store、またはAmazon Musicで即時購入できる。

○時刻の自動修正や、スマートフォンの音を鳴らす探索機能も

このほか、GBA-400の6つのボタンにセットした音をワンタッチで、スマートフォンから発音できるというサウンダー機能も用意されている。スマートフォンに内蔵されている音や自分で用意した音を、GBA-400のボタン操作で鳴らすことが可能だ。効果音やBGMなどをスマートフォンに入れておくと、パーティーなどでも使えそうだ。

冒頭、スマートフォンとGBA-400を接続するために使用したG-SHOCK+アプリだが、ほかにも様々な機能を搭載している。
例えば、一日一回決まった時刻に、スマートフォンの時刻情報を利用してGBA-400の時刻を修正する機能が便利だ。タイムゾーンの異なる国や地域に移動しても、現地時間を表示したスマートフォンと接続するだけで、GBA-400を正しい時刻に修正できる。

また、バッグの中や散らかったデスクに埋もれて所在不明になったスマートフォンを探したいときには「携帯電話探索」が役立つ。GBA-400のボタン操作でスマートフォンの音を鳴らす機能で、マナーモードでも音が鳴る。

Bluetooth搭載でスマートフォンと連携するG-SHOCKも、GBA-400で3世代目。スマートフォンの電話/メール着信をG-SHOCKへ伝えたりする機能からはじまり(この機能はGBA-400にはない)、GBA-400が注力した「音楽」によって、また1つ進化を遂げている。次はどんなBluetooth機能が実装されるか楽しみだ。

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