Windows 8.1ミニTips (74) クイックアクセスメニュー(WinXメニュー)を効率よく使う●つの方法
「Windows 8.1ミニTips 第17回」より、2014年4月9日にリリースされたWindows 8.1 Updateを適用した環境を対象としています。
○アクセラレータキーで素早く操作する
2015年リリース予定のWindows 10はスタートメニューを復活させる見込みだが、さすがにWindows 10テクニカルプレビュー版をメインPCのOSとして使うことはおすすめできない。そのため、クイックアクセスメニューを活用すべきだ。
Windows 8.1でクイックアクセスメニューを呼び出すには、画面の左下隅を右クリックするか「Win」+「X」キーを押す。上図はWindows 8.1のものだが、Windows 8のそれと異なり、「シャットダウンまたはサインアウト」が項目として加わっている。
クイックアクセスメニューが特徴的なのは、アクセラレータキーが存在する点だ。例えば、コマンドプロンプトのアクセラレータキーは「C」のため、「Win」+「X」キー→「C」キーと押せば起動する。さらに管理者権限を持つコマンドプロンプトの場合は「Win」+「X」キー→「A」キーと押せばよい。
中には、「ファイル名を指定して実行」のように、既存のショートカットキーと重複する項目もある。こちらは「Win」+「X」キー→「R」キーと押すよりも、「Win」+「R」キーと押すほうが簡単で、操作ステップも少ない。それでも、1つのツールに複数の起動方法を用意し、ユーザーの使用状況に合わせて選択できるのは便利だ。
さらに「Win」+「X」キー→「U」キーと押せば、サインアウト/スリープ/シャットダウン/再起動といったアクションを手軽に実行できるのは大きい。キーボードでWindows 8.1を操作するユーザーにとって、クイックアクセスメニューは有効活用できる存在なのだ。
上図のとおり、サインアウトは「I」キー、スリープは「S」キー、シャットダウンは「U」キー、再起動は「R」キーが割り当てられている。例えば再起動する場合は、「Win」+「X」→「U」キー→「R」キーと押せばよい。
○コマンドプロンプトとPowerShellを切り替える
本来、Windows PowerShellは、コマンドプロンプトに置き換わるCUI(キャラクターユーザーインタフェース)である。エクスプローラーのリボンからも簡単に呼び出せるが、PowerShellを多用するユーザーは下図の操作を試してみよう。
クイックアクセスメニューの項目がコマンドプロンプトからPowerShellに切り替わり、より簡単にPowerShellを呼び出せるようになる。ただし、アクセラレータキーが「C」キーから「I」キーに変更するので、その点だけ注意してほしい。
阿久津良和(Cactus)
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